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話してしまった…ﾂ
なんてことをしてしまったんだｯ
私は馬鹿だ！！
あれほど我慢しろって言っただろ！？
なんで京介に話した！？
話したところで何も出来ないのは自分がいちばんわかってるのに…
私を助けられる人なんていないんだからッ
貴「(私のバカー！)」
その日の放課後、私は病院に来ていた。
…仕事のためだ
あの人の命令でね。
貴「はいるよー」
「A！もう！来るの遅いよー」
貴「ごめんね、お詫びにアイス買ってきたから一緒に食べましょ？」
「ほんと！やった！」
貴「そうだ、もうすぐで準決勝だね。楽しみだよ＿＿太陽」
雨宮「俺もだよ！Aや天馬たちと試合できるなんて楽しみ！」
彼は雨宮太陽。
次の雷門の対戦相手、新雲学園の選手だ。
私の目的は彼を試合に出させること……
理由は…彼が試合に出ることを望んでいるから。
じゃない…それを利用する。
太陽は、最近天馬と仲良くなったらしい。
それからずっとワクワクしている。
太陽は端的に言って、強い。
10年に1人の天才と呼ばれるレベルだ。
そして彼は…聖帝のお墨付き。
ただ問題なのは…彼が病気を持っており通常試合へは参加への許可が降りないこと。
だから今回は…彼の強くなったサッカーへのワクワクを利用する。
雨宮「絶対に試合出るよ！そしたら、Aとも天馬とめ試合できるんだもん！」
貴「天馬、最近すごい頑張ってるからいい勝負できるかもね^^」
雨宮「天馬とも楽しみだけどやっぱり1番はAへのリベンジだね！」
貴「ふふっ…はいはい、頑張ってね」
雨宮「もー！怒るよ？Aー！」
貴「ごめんってば〜」
“彼を使って雷門の行く手を阻みなさい”
という千宮路様からの指示だ。
もちろん
反対はした。
彼は私のことを友達だと言ってくれる…
私のことを信じてくれる人
彼の体のことを考えると……。
怖いよ…こんなことして…友達の太陽のサッカーへの想いを利用して、太陽の体への負担を理解して、なお私は千宮路様のために動くのか…ｯ
雨宮「A、最近いっぱい会いに来てくれてるけど。なんか悩み事でもあるんでしょ？」
貴「そんなんじゃない〜太陽が病室脱走してないか確かめに来てるんだよ」
雨宮「またまたぁ〜！本当は俺に会いたいくせに！」
貴「調子いいこと言うな〜」
雨宮「へへっ俺は毎日Aに会いたいもん！」
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作者名：猫まる | 作者ホームページ：
作成日時：2021年2月3日 17時
