過去のお話 ページ28
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みんなの前では話しかしてないとかテキトーにあしらったけど本当は話したことも覚えてる
きっと龍斗くんも覚えてると思う
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｢22時過ぎてるのに電気ついてるし｣
ｺﾝｺﾝ
｢失礼しまーす｣
作間｢え？！｣
｢えーっと作間くんだっけ？ごめん誰か電気つけ忘れてると思って｣
作間｢北山さん…｣
｢名前知っててくれてるんだ？！嬉しいな〜｣
作間｢ジャニーズで女の人って北山さんしかいませんし｣
｢まぁそうだよね笑。座り込んでどうしたの？｣
作間｢足が絡まってコケてしまってそこから動けなくて｣
｢え？！大丈夫？？って大丈夫なわけないか。見せて｣
作間｢いや、そんな大したことじゃ｣
｢大したことないとか自分で判断しちゃダメだよ。これが後々酷い怪我になったりするんだから。足を伸ばしてズボンめくるよ｣
作間｢ゔっ…｣
｢ごめん！痛かったね。ちょっと待ってて動いたらダメだよ！私の携帯置いていくからちゃんと見ててね｣
作間｢そんな無防備に貴重品…｣
ﾊﾞﾀﾝ
作間｢行っちゃった…北山さんってあんな性格だったっけな…なんか思ってるのと違う気が。誰かがきてくれるとか思わなかったのに…｣
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ｺﾝｺﾝ
｢戻ったよー｣
作間｢おかえりなさい｣
｢ただいま｣ﾆｺｯ
作間｢なんですかその箱｣
｢北山セット！なんつって笑｣
作間｢北山セット？｣
｢色々入ってるの。湿布とかマスキングテープとか消毒液とか絆創膏とか！｣
作間｢凄いですね。遠足の時の保健室の先生みたい｣
｢例え方独特すぎない？笑。んじゃちょっとしていくね。痛くなったら暴れるか私の事叩かなければ叫んだりしていいからね｣
作間｢ゔっー｣
｢捻挫と打撲とやられちゃってるからしばらくは安静にしなきゃだよ。ダンスレッスン参加は禁止！わかった？｣
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作者名：恋奈 | 作成日時：2020年6月10日 21時
