またまた佐久間くん�� ページ24
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｢ホッケーに勝ったらね｣
佐久間｢手加減しねーからな｣
｢大人気なー笑。男と女のゲームってって普通男が手抜くでしょ？｣
佐久間｢聞いて欲しいから抜かねー｣
｢なにそれー笑。私が勝ったらこの系統の話は一切しないことね｣
佐久間｢あぁ｣
｢言ったからねー！｣
佐久間｢あっ、ちょ！今のなしだろ！｣
｢先手必勝！笑｣
佐久間｢ったく…。おりゃー！｣
｢あぶなっ！えい！｣
佐久間｢弱いんだよ｣
｢はぁ？おりゃーーー｣
佐久間｢ふん｣
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｢2点差って1番微妙じゃない？｣
佐久間｢俺が勝ったから聞いてもらうぞ｣
｢嫌だよ…｣
佐久間｢話違うじゃん！｣
｢もう1時回ってんじゃん。眠くなってきたー。お肌にも悪い時間｣
佐久間｢先に伸ばすか、今聞くかのどっちがいい｣
｢来世に伸ばす｣
佐久間｢伸ばしすぎ｣
｢お家まで送ってよ｣
佐久間｢わがままお姫様だな｣
｢しんみり帰るの嫌だからなんか話してよ｣
佐久間｢わかった。とある女の子のことをずっと妹として見てた。いや妹として見ようとしてた。でも実際見れなかった。健気に先輩たちについていこうと頑張る姿。新しいことを習得しようと日々練習してる姿を見て惹かれていってた。誰よりも近い存在になりたいって何となく思ってた。それが何となくから絶対に変わったのはその子が帰り道で俺に助けを求めた時。携帯電話がなったのに全く応答しなかったけど、聞こえるのは男と嫌がる女の子の声だった。慌てて家を飛び出してその子を探して抱きしめた時に俺はこいつを守るって決めた。お兄ちゃんだなんてしたってくれてる子だったからお兄ちゃん枠としてしか近くにいれないと思った。そしたらさこの前共演したんだけどその子が俺に女を見せてきてイチコロだったよ。感情が止まらなかった。昔の感情が戻ってきた。けどその子は俺に対する気持ちをなかったことにしてるからどうしたらいいのかわかんないのが正直なところ……。まだ話したいことあるけど家に着いたな。戸締りだけは忘れんなよ｣
｢……｣
佐久間｢玲奈？｣
｢ううん。おやすみなさい。ぬいぐるみ取ってくれてありがとう。また打ち合わせでね｣
佐久間｢おぅ｣
｢気をつけて帰ってね｣
佐久間｢明日9時に起こせよ｣
｢わかった。9時ね｣
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作者名：恋奈 | 作成日時：2020年6月2日 23時
