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デビューしてから3.4年たったころ
カムバ中にまたやってしまった...
トイレに行くと言った玲奈が戻ってこなかった。
女性アイドルによく絡まれることがあるからそれかな？とおもって玲奈を呼びに行こうとしたがいなかった。
すれ違う人に聞いたがみんなして首を横に振った
かなり焦った。
どこにいる？
どこに隠れた？
必死になって探した。
そしたら少しドアの開いた楽屋で7.8人ぐらいの男性新人グループが円になっているのが見えた。
フラッシュバックした
ホシから聞いた状態に似ていたからだ
ﾊﾞﾝｯ
勢いよく中に入って外から見られないように扉を閉めた
顔は冷静を装うとしたが部屋に入るとそれが崩れそうになった
新人アイドル｢え...｣
エスクプス｢俺の玲奈いません？｣
新人アイドル｢SEVENTEENの...｣
新人アイドルをかき分けるとうずくまっている玲奈がいた
エスクプス｢こいつに何したんですか？｣
新人アイドル｢いや...｣
エスクプス｢いや？いやってどういう意味だよ。玲奈に何したんだって聞いてんだよ｣
｢パパ....だ、大丈夫だから...私怖くないから大丈夫。この人たちもなにも｣
なんでこいつらを庇うような言い方するんだよ。
既に目からたくさんの涙を浮かべて
ひとまず玲奈にジャケットをかけた。それから抱きかかえて俺らの楽屋にむかう
エスクプス｢玲奈は喋らなくていい。廊下歩くから寝たふりしてて｣
｢うん......でも本当にこの人たちに何もしないで。私は大丈夫だから｣
エスクプス｢わかった。ひとまずここから出るぞ｣
｢うん｣
エスクプス｢本当ならお前らみんなステージに立てなくしたいところだが玲奈に救われたと思いな。お前ら潰しに13人で乗り込むところだったよ｣
｢そんなことしないで｣
エスクプス｢玲奈...｣
口では大丈夫とか言っているが、身体は素直だ。震えて少し硬直して目は赤くなっていた
ひとまず楽屋を出てとりあえず移動する
｢ごめんなさい...｣
エスクプス｢今俺の事怖い？｣
｢ううん。パパは大丈夫だよ｣
エスクプス｢ありがとう｣
｢助けに来てくれてありがとう｣
エスクプス｢俺は...｣
ミンギュ｢玲奈は自分で歩けよ〜。寝てるからってヒョンに抱かられるなんて｣
エスクプス｢みんな楽屋にいるか？｣
ミンギュ｢いると思うよ｣
エスクプス｢わかった｣
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作者名：恋奈 | 作成日時：2022年8月8日 21時
