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話す時… ページ40

龍斗が20歳になり、デビューもして
そろそろ伝えないといけないと思いながら
伝えれず時間だけが過ぎていった…

「龍斗に言わなきゃだな…」

上司「さくちゃんどーしたの?」

「え?」

上司「珍しく筆が止まってるんじゃない?」

「あー、友人の相談が思ったよりも重たくて」

上司「私に話してみたいと思わない?」

「え?」

上司「ランチ行こ?」

「食べたいです!」

上司「私のおすすめランチ行くわよ」

「わーい!!ありがとうございます!」




-



上司「それでその友人の相談事って?」

「簡単に言うと、姉弟と思ってたのが血の繋がりがないって言うことらしいです。でもそれを伝えようか迷ってるって」

上司「なるほどね〜。それで??」

「弟じゃないってわかってからはもう意識しちゃって、男の人って思って接しちゃうみたいで」

上司「いわゆる、恋愛対象になっちゃって好きになったってことか」

「そういうことですね」

上司「私その漫画的パターン好き!」

「いや、好きとかじゃなくて…」

上司「ありだと思うよ!血が繋がってないことを打ち明けること。まぁそれによって弟くんも動揺すると思うけど、それでんじゃもういいです。あんた誰?とかにはならないと思う。むしろ、弟くんも意識しちゃうんじゃない?笑笑」

「弟も?」

上司「そうそう!お姉ちゃんじゃないってわかってから、その友人さんはお姉ちゃんからおんなの人に変わる。意識しないわけないじゃん!!まぁその弟くんに好きな女の子がいたら別だけどね笑」

「なるほど。そう伝えておきますね!ありがとうございます」

上司「いえいえ〜。さくちゃんとこういう話が出来て嬉しいわよ!ここは私がもつね」

「え、いや、そんな」

上司「さくちゃんの記事は人気があって売上に貢献してくれてるからそのお礼」

「笑。これからも沢山売れるように頑張ります」

上司「んじゃ、戻りましょ」

「はい!」

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作者名:恋奈 | 作成日時:2020年3月12日 22時

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