仲良いんです

案の定 ページ38

龍斗｢……んー｣

｢Zzz｣

俺の腕の中に何故か姉ちゃんがいる。
無防備な寝顔姿に可愛いなって思ったが…

龍斗｢え？姉ちゃん？！｣

｢ん？｣

龍斗｢なんで姉ちゃんいんの？｣

｢りゅーと？｣

龍斗｢龍斗だけど、なんで俺のベッドにいんの？｣

｢一緒にいてみたいなこと言ってたから成り行きで一緒に寝ただけだよ？｣

龍斗｢まじで言ってんの？｣

｢うん。覚えてないんでしょ？｣

龍斗｢昨日みんなで飲み会してそれから…｣

｢酔っちゃって、優斗くんに呼ばれてすぐ解散して家帰って着替えさせて寝たよ？｣

龍斗｢着替えさせて？？｣

｢もう自力で着替えたくないって感じだったから、服ぬがせて着てもらったんよ｣

龍斗｢まじか…｣

｢お酒は程々にね？｣

龍斗｢う、うん｣

｢飲むなとは言ってないから安心して？｣

龍斗｢いや、ちょっともういいかな笑｣

｢私は龍斗と2人で宅飲みしたい｣

龍斗｢また今度機会があれば｣

｢約束だよ？｣

龍斗｢もちろん｣

｢さてと、今日は何しよーかな｣

龍斗｢……｣

姉ちゃん…早く気付いてくれないかな
服が少しはだけてるんだけど…
結構目のやり場に困るというか…

｢どうかした？｣

龍斗｢俺も一応男なんだからちょっとは気を使って欲しいよね｣

動揺してない振りをしなきゃ…
かっこよく落とすって決めてるんだし
でも、姉ちゃんの服を直す弟がいるか？

｢ご、ごめん…///｣

そうやって顔を赤くするなよ…
照れてる姿すら可愛く見えるんだから

急な訪問→←酔ってるから…

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