好きな人との生活(短編集)Part4 (ページ46)

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最近レジに入るのが楽しみになってる。

友人に誘われてスーパーのバイトを始めたけど正直荷出しとかの担当だと思ってたけどレジまで担当するとは思わなかった

1人同じくらいの年齢だと思ってる女性が買い物をする時、俺が入ってるレジによく来てくれる。

特別可愛いとかモデルみたいに綺麗とかってわけじゃないと思うけど俺にとって何故かわかんないけど目で追っかけてしまう

"いらっしゃいませ"って言うと必ず"お願いします"と言ってくれる。

他のお客さんも言ってくれたりするけど笑顔で言ってくれる。
俺だけなのか？と思ったことがあるけど、そういうわけでもないことがわかった時はちょっとショックだったけど、礼儀のある人なんだなってさらに好感度を上げた

今日も来てくれた
ラッキー

カードをお預かりする時にちょっとだけ触れる手も丁寧に応えてくれる所も少しずつ心が惹かれいっている

さっきのおばさんにちょっとだけ腹立つ感じだったけど、あの女性が来てくれたから心が浄化した気分になった。

レジを終え、また別のお客さんの会計をしていく。
1人、また1人と短い間に何度もバーコードを読み取る
人が集中する夕方の時間は本当に忙しい

優しく微笑む表情が俺の胸に来るんだよなぁ〜
ふとした時にいつもあの表情を思い出して頑張ろうと思う

次のお客さんが来たので

ジフン｢いらっしゃいませ...？｣

顔をあげた瞬間、さっきお会計した彼女がまたいた

｢また来ちゃいました笑｣

そう言って笑う彼女の顔はとても可愛かった。

また来てくれた事が嬉しくて舞い上がりそうだった

レジを通す短い時間だったけど思った以上に話せた。

俺と同じで実家暮らしと言うことがわかっただけでもなんか少しだけ親しくなれた気がした。

レジの波が落ち着く頃はもう既に日が傾いてしまっている

明日なんか小テストあったような…
帰ってから勉強しなきゃだな