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2日目の休日の夜に私は運動着に着替えてランニングをすることにした。


夜風が涼しくてとても走りやすい環境だった。
日付が変わるかどうかぐらいの時間は本当に昼間と違って走りやすい。
歩いたり走ったりを繰り返して公園までたどり着いた。


タオルで汗を拭いて、飲み物も補給して休憩していると


ワンワンッ!!


1匹の犬が私の足元をぐるぐる周り出した。
立っているもんだから1歩でも足を動かせば踏んでしまいそうで怖かった。


その場にしゃがみ私は足元をぐるぐる回っているトイプードルに話しかけた。


「君のご主人はどこにいるの?1人でこんなところに来たら心配しちゃうよ。早く帰りな」


ワンワンッ!


私の心配をよそにこの子はなんだか嬉しそうだった


私がその場を離れてもついてくる。
私マタタビみたいなの持ってたっけ?
いや、犬にそんなのはないか?
足元をちょこちょこ走られるのは本当に怖いので
ゆっくり抱き抱えてさらに話しかけた。


「どこから来たの?綺麗な毛並みで可愛らしいね。飼い主さん探しに行こっか」


ワンっ!


「返事はしてくれるのね笑」


首輪に名前が書かれていた。


「君はホーリーって言うのね。私の好きなアイドルが飼ってる犬も名前がホーリーって言うんだよ。なんか素敵な運命だね笑」


ワンっ


「ホーリーも運命感じた?笑笑。いい子だね〜。それにしてもなんで私?確かに周りには誰もいないけど食べ物なんて持ってないよー」


まぁまだ家に帰る予定じゃないから少しの間公園で飼い主が来るのを待とうかな
きっとすぐ来てくれるだろうし


ワンワンワン


「元気だね笑。私も元気になりそうだよ」


○○「あの…」


「あ、もしかしてホーリーの飼い主さんですか?」


○○「そうです」


「良かったね笑。迎えに来てくれたよ」


ワン


「すみません。何故か私の足元をクルクル回っていたので踏んでしまいそうで抱っこしてました…すみません」


○○「そうなんですね。どこかに行かれるよりましなんで。ありがとうございます。行くぞ」


ワンワンワン!!


飼い主さんにホーリーを預けようとした途端私の方にやってきた。


「ちょ、私なんも持ってないって話したばっかりじゃん。お迎えに来てくれてるのに帰らなきゃでしょ?」


さっきまで返事ちゃんとしてくれてたのに…

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作者名:恋奈 | 作成日時:2021年9月1日 23時

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