お話し相手 ページ47
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ｺﾝｺﾝ
｢どうぞ〜｣
ディノ｢ヌナ？｣
｢ディノちごめんね。巻き込んで｣
ディノ｢ううん。頼ってくれて嬉しいよ。ご飯は食べたって聞いたけど薬は？｣
｢まだ飲んでない｣
ディノ｢なら飲まなきゃだね｣
｢そこに置いてるからもう少ししたら飲むよ｣
ディノ｢うん｣
｢ディノちにこんな姿見せてしまうの申し訳ない｣
ディノ｢何言ってんの。こんなの言うの変かもしれないけど俺は逆に嬉しいよ。玲奈の弱い部分見れて安心した。俺の目の前ではずっと完璧なヌナだったから｣
｢一生懸命お姉ちゃん演じてたけどボロがではじめちゃってるね｣
ディノ｢ボロだなんて笑。玲奈はいっつも言ってじゃん。俺と玲奈は同い歳って。そんなヌナがらないで｣
｢それは日本の数え方ってディノちがいつも言ってるじゃん。ヌナがらないでって。ヌナっぽく振舞ってもいいじゃん｣
ディノ｢そんな不貞腐れた顔しないでよ笑。拗ねた顔はクプスヒョンと同じだよ笑｣
｢なんか嬉しくない...｣
ディノ｢ヒョンと一緒って言ってるだけなのに笑。玲奈が可愛い〜｣
｢可愛くないもん｣
ディノ｢その顔！ヒョンに送りたい笑｣
｢もぅ寝る！｣
ディノ｢薬が先｣
｢いらない｣
ディノ｢いや、さすがにそれはやばい。飲んで｣
｢いや〜｣
ディノ｢ヌナー｣
｢うふふっ笑｣
ディノ｢ちょ、こっちは真剣なのに｣
｢わかった飲むから。飲む代わりにお願いごとしていい？｣
ディノ｢俺に出来ることなら｣
｢私が眠りにつくまで一緒にいて欲しい｣
ディノ｢そのくらいなら全然いいよ｣
｢ありがとう｣
ディノ｢ありがとうって思うなら薬飲んで｣
｢はーい｣
ディノ｢ヌナってなん人兄弟なの？長女か一人っ子でしょ？｣
｢違うよ｣
ディノ｢え？一人っ子でも長女でもないの？？｣
｢うん笑｣
ディノ｢みんなそう思ってるよ｣
｢兄弟の話というか、私の家族の話したことないもんね｣
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作者名：恋奈 | 作成日時：2021年8月28日 11時
