携帯ショップ ページ33
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パパが携帯を壊したってミンさんに聞いてから気が気ではなかった。
見られたんじゃないかとか
また1人でなんかしてるんじゃないかとか知られるのが怖くて
そしたらパパは画面が見れる状態じゃなくてと言っていたから多分大丈夫かなと思っている。
それにこれであのやり取りが出来なくなるという解放感も期待している
エスクプス｢準備できた？｣
｢うん｣
エスクプス｢行こっか｣
｢うん…｣
私の手を握ったパパはそのまんま私を引き寄せて抱きしめた
エスクプス｢1週間もよく我慢したね。もう大丈夫だから安心して俺らに嫌われるように変な努力しなくていんだよ。もう解決するから。マネージャーとPDに伝えてあの人はもう解雇されるんじゃないかって言われてる｣
｢なんで知ってるの｣
エスクプス｢俺が分からないとでも思ったか？確信が持てずに1週間もかかってしまったけど｣
｢てことは私の携帯の中身見たの？｣
エスクプス｢メールだけ見させてもらった。ごめんな｣
｢ロック解除できたの？｣
エスクプス｢もちろん。072808だろ？玲奈の誕生日と俺の誕生日｣
｢なんでわかったの｣
エスクプス｢1晩かかったよ。分かるまで｣
｢1晩ずっと解除してたの？｣
エスクプス｢まぁね笑｣
｢なんで誕生日ってわかったの？｣
エスクプス｢俺ならどの数字をロックにするかな？って思った時に色々思い浮かんだんだけどね、そのひとつがあの配列だったってわけ｣
｢携帯のロック解除されるなんて思ってもなかった…｣
エスクプス｢ふふっ笑。玲奈が苦しんでる原因を追求するためにやったものだからな。これで玲奈が苦しまないように、悲しまないように変わればいいけど。いい？1人で抱え込むな。脅されてたとしても何かしらSOSを発信しなよ｣
｢気をつけます…｣
エスクプス｢玲奈がいなくなってしまえば俺らはどうしようも出来ないんだから。少なくとも俺は玲奈なしではもう生きていられないから。いいか？玲奈が俺を置いていくなら俺はもうこの世の中に存在しなくなっちゃうからね｣
｢それはダメだよ！みんなやCarat達が｣
エスクプス｢みんなもかもしれないけど、俺にとって玲奈はほかよりも大切なんだよ。誰よりも何よりもね｣
｢私だって…パパの存在は大きんだから｣
エスクプス｢ありがとう笑｣
パパの運転で携帯ショップへと足を運んだ
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作者名：恋奈 | 作成日時：2021年8月28日 11時
