私はクパンが嫌いです Part7 (ページ19)

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｢パパの心臓の音って安心できる...｣

俺の胸元でそう言った玲奈に思わず微笑んでしまった。
またこの寝言か
でもまさか韓国語でその言葉が聞けるなんて思わなかった。

玲奈は記憶ないだろうけど
俺と一緒に寝るようになってから玲奈は寝言を言っていた。
それも日本語で

最初はなんて言ってるか分かるわけもなかった。

でも毎日言ってるとさすがに気になって
遠回しに当時教えて貰ってた日本語の先生に聞いた

心臓
音
安心

結局教えて貰っても文章としては覚えれず単語だけ覚えて終わった。

でもこの3つの単語だけでも何となく理解出来た

玲奈にとって少しでも安心できる環境があるのであればそれでいいと

ｶﾁｬ

ドアがゆっくり開いたと思ったら

ホシが口パクで"玲奈寝た？"と言ってきた笑

エスクプス｢わかんないけどホシもおいで｣

何となく追い出すのも違うかな？と思ってホシも一緒に寝ることにした

ホシ｢追い出されるかと思った｣

エスクプス｢そうすると玲奈に悪いからしないよ｣

ホシ｢玲奈に感謝だな〜｣

エスクプス｢明日は？｣

ホシ｢明日は特に｣

エスクプス｢そっか。ゆっくり寝な｣

ホシ｢ヒョンどうかした？そんな風に言うなんて｣

エスクプス｢ホシも寝れてないんじゃないかなって。俺も寝るから早く寝なよ｣

ホシ｢うん。わかった｣

ホシは玲奈を背中から抱きしめて寝始めた。

あの時もこんなふうにホシと眠りについていたのかな？
ほっぺたもちもちしてる2人が俺側を向いて寝てる姿が可愛くて携帯で写真を撮った。

ホシとのトークの背景画にでもしておこうかな

玲奈がこうやってメンバーと仲良くできているのはきっとホシのおかげでもあるんだろうなと思うと嬉しいのと同時に嫉妬もある。

俺だったらどうなってたのかな？とか思う
まぁ今さらそんなことを思っても
過去を
昔を変えることなんてできやしないけどな

毎回言っているから耳にタコできてるかもしれないけど

俺は玲奈の味方だからな。