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スタッフ｢どうしたかったって…目障りだっただけですよ。あの子だけ、あの子ばっかりチヤホヤされて｣
エスクプス｢他に言いたいことは？｣
スタッフ｢タラシで天然ぶって、それなのに私は別に…って謙虚なフリして存在がイラつくんですよ。ろくに何もしてないくせに｣
エスクプス｢それで？｣
スタッフ｢それでって…いや、｣
エスクプス｢スッキリした？言いたいこと言えて｣
スタッフ｢え、あ、｣
エスクプス｢それ玲奈に対しての侮辱として受け取っていいかな？玲奈は今まで色んなことに対して我慢して歯を食いしばって努力を重ねて体力を削り自分のことより俺らメンバーに時間を費やしてきた。そんな彼女の事をそんな風に言える権利なんてお前を含めて誰もいないんだよ。今も1人でお前の言葉に怯えて悲しんで苦しんで悩んでるんだよ。どうやったら自然な流れで辞めれるかとか真剣に馬鹿みたいに考えて、考えついた結論がメンバーに嫌われるのが早いとか思ったみたいでなんにでも反抗してる姿を見てるこっちが辛いんだけど｣
スタッフ｢それは…｣
エスクプス｢上に報告するけどさ。もう玲奈と関わるの金輪際やめてくれませんか？｣
スタッフ｢ちょ、上にだけは！｣
エスクプス｢言わないで欲しいとか言うんですか？｣
スタッフ｢言われてしまえば、私は、ここでもう働けないです｣
エスクプス｢わかってるじゃないですか。自主退職されますか？クビにされるよりいいかなと思いますけど｣
スタッフ｢エスクプスさんはそんなこと平気で言えるんですね｣
エスクプス｢事務所よりメンバーが優先順位上ですし、俺はメンバーを守る役割を担ってますので｣
スタッフ｢玲奈さんとは関わらないのでこの話はなかったことにしてください！｣
エスクプス｢俺がそんなことで納得すると思っているんですか？どれだけ俺が怒って、イラついて、殴りたい気持ちを抑えているのかもわかっている上でそう言ってるんですか？もう、上に報告しますので｣
スタッフ｢すみません！本当にごめんなさい！だから…許して欲しいとまでは言いませんのでどうか報告だけは｣
エスクプス｢そこまで優しい心を持っていないので。ではお引き取りください｣
スタッフ｢嫌です。エスクプスさんが言わないと言うまで動きません｣
エスクプス｢動かないのであれば俺はこれで失礼します｣
スタッフ｢そ、そんな｣
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作者名：恋奈 | 作成日時：2021年8月28日 11時
