私はクパンが嫌いです Part7 (ページ29)

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俺は絶対に裏があると思って玲奈が寝てる間に携帯を開くことを決めた。

ただ、携帯のロックが開かない。

玲奈の生年月日
他メンバーの生年月日
身長、SEVENTEENの文字数
色々手当り次第考えて打ち込んでも開かず
"何分後にお試しください"という文字を見てはメモに次打ち込む番号を考えていた。

俺だったら何にしようかなと考えた時、俺は単純だから好きな人の生年月日と自分の生年月日を組み合わせたり、何かと好きな人を絡めるなと思った。

現に俺のロックは玲奈の誕生日と俺の誕生日を組み合わせたもの

何通りも何時間も待って
そろそろ日が登りかける時間になった時
玲奈が起きそうだった。

｢Zzz...｣

びびった…
完全に起きてバレたかと思った…
"はぁ？パパなにしてんの？"とか言われたらどうしようかと思ったけどひとまず安心…

でも普段寝起きがいいはずなのに起きないのはなんでだ？

確実に玲奈だけど、玲奈じゃない。
他の事はまだ分からないけど、確実に言えるのは玲奈の外見をしただけの操り人形だと思ってる。

多分、ほかのメンバーはそこまで思ってないかもしれないけど俺は絶対に本心であんなことはしてないと思いたい…

何かを隠すのが下手っぴなのは知ってる。

何かを当てるまでは時間かかってしまうけど、隠してること自体はすぐに分かるんだよ。

"XXXXXX"

ｽｯ

開いた...

1晩かけてやっとロックを解除できた…
俺の誕生日と玲奈の誕生日を組み合わせたものだった...

俺の誕生日笑
嬉しかった。暗証番号にする数字に俺の誕生日を入れてくれるのが嬉しかった。
ただ、かなり複雑というか
そんな持ってき方？っと言うか
暗証番号は第三者に分からないようにするものだけど、わかんねーよって思ったよな。

携帯を開けたことがゴールじゃなくてスタートである。

メールの履歴を見たり、トーク履歴を見せてもらった。
本人の承諾を得てないから、マジでプライバシーの侵害と言われてしまえば終わりだ。

｢玲奈...ごめんな｣

ぐっすり寝ている玲奈にそういうと俺はメールを開いた。