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数日間辞典は見つからなかった。
ジョンハンが慰めていた
俺は同じ辞典を新しく買ったから渡そうとした。
ジョンハン「新しい辞典俺が買ってあげるからね?大丈夫。なんなら電子辞書にする?」
「いやです…あの辞典がいい…あの辞典じゃなきゃ…」
ジョンハン「なんであれにこだわるの?新しいもの買えば同じじゃん」
「あれがいいの…」
ジョンハン「なんか特別?」
「うん。初めて貰ったプレゼントだしずっとジョンハンさんと勉強したものだし…何より…」
ジョンハン「何より?」
「誰が書いたかわかんないけど最後から2ページ目に書いてあるメッセージみたいなのが…」
ジョンハン「メッセージ?」
バレてたか笑
玲奈が寝てる間にコソッと辞典をとり
最後から2ページ目にメッセージを書いた。
なんて書いてあるか読めるようになればいいなとか
思ってたけど
「うん。なんて書いてあるかあまりわかんないけど、それが読めれるようになるのが今の目標なのだから新しいのじゃ意味ないの…」
ジョンハン「誰が書いたかわかんないんだろ?」
「うん…わかんないけど。韓国語勉強する時のモチベーションなの…」
その言葉を聞いてから新しく買った辞典を俺は渡せなかった。
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作者名:恋奈 | 作成日時:2021年5月25日 23時