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ジン｢…｣
｢どうしたの？｣
ジン｢ん？いや、特に何も。今普通に作業してるだけだけど｣
｢何かあったでしょ？分かるんだからねー！白状しなさい｣
ジン｢玲奈のバカ…声が大きいよ。それになんで気が付くんだよ｣
｢やーーー！人が心配してるのにそんな言い方｣
ジン｢ごめん…八つ当たり…｣
｢それなら今日は出かけよ！｣
ジン｢え？｣
｢私がいい所連れて行ってあげる｣
ジン｢お、おう｣
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俺が落ち込んでいても周りは気が付かないのに玲奈にはバレてしまう
気分に似合わない晴々しい昼にも
暗い夜にも
俺のそばで守ってくれる君
悲しい時も
痛い時も
ただ俺を照らす君
だから言わせて欲しい
どんな言葉よりも
ありがとうの言葉よりも
"俺が君のそばにいてあげるよ"
君の目の前が真っ暗になったとしても
もっともっと明るくなるように
君のそばで守るから
｢ねぇ！ジンってばー！｣
ジン｢なんだよ笑。っうわっ！｣
｢あはは笑。いえーぃ笑。海の塩水攻撃｣
ジン｢ったく！お前やってくれたな。仕返しだ！｣
｢ちょっ！着替えとかないから無理無理！｣
ジン｢待てー！｣
｢やだこった！｣
君の存在がどれだけ綺麗か君はわかっているのかな？
ジン｢玲奈｣
｢なーに？｣
ジン｢これからもずっと玲奈の周りを回ってあげる。玲奈のそばにいてあげる。玲奈の光になってあげるよ｣
全ては君のために
｢何それー！笑。やっぱりジンは私の月だね｣
ジン｢確かに俺はただの月だな｣
｢ううん！そんなことない！特別で大切な月だよ。だから私をジンの特別で大切な地球にしてね｣
ジン｢初めて出会った頃から玲奈は特別で大切な俺の地球だよ｣
月の影で照らされた2つ別れていた影は
ゆっくりと近づいて行き
やがてひとつになった
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作者名：恋奈 | 作成日時：2021年1月23日 1時
