. ページ21
-
｢ねぇ〜。帰ろ？｣
ジン｢あー！わかった。わかったから後10分くれ｣
｢わかった〜。あのソファに座ってもいい？｣
ジン｢うん。待ってて｣
-
20分後
-
ジン｢やべ…時間すぎてしまったけど玲奈静かだな。玲奈〜。帰るぞ。何食べたい？｣
｢Zzz...｣
ジン｢寝ちゃってるじゃん。やー、さすが僕の妹!!寝顔まで可愛い。仕方ないなぁ｣
｢Zzz...お兄ちゃん…仕事…たくさん…し過ぎーー…Zzz｣
ジン｢玲奈起きてる？｣
｢Zzz...｣
ジン｢なんだ寝言か…。まぁ玲奈が来なかったらまだやってただろうな…つくづく僕は玲奈に弱いな。あの秘書も玲奈を上手いように使いよって。明日はタダじゃおかないからな!!ってもう今日なのか｣
-
｢んなぁ…お兄ちゃん？｣
ジン｢おはよう笑。家だよ｣
｢え？寝てた？｣
ジン｢ぐっすりな笑｣
｢まじか…｣ｼｭﾝ…
ジン｢ふふっ笑。なんでそんなに落ち込む｣
｢だってお兄ちゃん一生懸命仕事してるのに呑気に寝ちゃったから…ごめんなさい…｣
ジン｢そんなこと気にしなくていいよ｣
｢気にする…｣
ジン｢気にするなら早くお風呂に入って寝なさい｣
｢お兄ちゃんと一緒に寝ていい？お兄ちゃんといると安心するから…ってキモいよね…ごめんおやすみなさい｣
ジン｢そんなの気にしないよ。先にベットで待ってるよ｣
｢お風呂は？｣
ジン｢先に入った｣
｢えー！そんなのあり？｣
ジン｢なしでは無い笑｣
｢すぐ入ってくるー!!｣
-
秘書｢おはようございます｣
ジン｢君は昨日やってくれたな｣
秘書｢私の代理は優秀でしょ？｣
ジン｢優秀過ぎて困ったよ｣
秘書｢彼女の卒業後はここへ来るんですよね？｣
ジン｢それは分からない｣
秘書｢社長権限で入れないんですか？｣
ジン｢そんなことするわけないだろ。いくら可愛い可愛い妹だとしてもコネで入ったなんて事実はきっと彼女を苦しめる。本気で入りたければあいつはやってくれるよ。そしたらコネなんて万が一変な噂が流れたとしてもその噂は採用担当をはじめとする色んな人が違うと言えるしな｣
秘書｢妹さんに弱いのでその位はすると思ったのですが…意外ですね｣
ジン｢やー！妹に弱いんじゃない｣
秘書｢十分弱いですよ笑。エリート社長のまさかの弱みです｣
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 41人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：恋奈 | 作成日時：2021年1月23日 1時
