最寄りの駅まで ページ24
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｢今日はありがとうね〜。最寄りの駅まで送るよ｣
作間｢でもそうしたら玲奈ちゃん逆側にならない？｣
｢大丈夫だよこの後寄るところあるから｣
作間｢そう？｣
｢ほら行くよ｣
作間｢うん…｣
｢どうかした？｣
作間｢もうちょっと一緒にいたいとか言う人引く？｣
｢うーん…人によるよねそれは笑。仲良い人とかやったら嬉しい〜！って予定無ければ一緒にいるよ｣
作間｢なら俺が今玲奈ちゃん言ったら断る？｣
｢んや、いいよ。どこか行く？｣
作間｢え？｣
｢え？って笑笑。言ったの龍斗くんでしょ笑｣
作間｢だって予定あるんじゃ｣
｢予定って言っても普通に食料品の買い物だもん。まだ2日ぐらいは余裕だし断る理由にはならないでしょ？｣
玲奈ちゃんのそういう所だよ
その優しさが玲奈ちゃんをどんどん好きにさせる
でも4つも下の俺の事なんて弟レベルなんだろうな…
｢どこ行きたい！とかない？｣
作間｢えっあー…｣
｢ならいいこと思いついた！ふらっと散歩しよ！明日学校は休日だから休みだよね？課外ある？｣
作間｢課外はないけど｣
｢朝から早い？｣
作間｢玲奈ちゃんと同じのはず｣
｢それならおっけ！まだ19時だし龍斗くん携帯でママさんにかけてー｣
作間｢あ、うん｣
ﾌﾟﾙﾙﾙﾙ
『こんばんは今野玲奈です。龍斗くんママさん。今日本当はもう帰るつもりだったんですが、もう少し龍斗くんと一緒にいてもいいですか？もちろん日付変わるまでには家に帰るのでお願いします！』
龍斗ママ『玲奈ちゃんが一緒なら大丈夫よ笑。最寄りの駅に着く時間教えてくれればそこまで迎えに行くわ。その時間が日付けを越してなければ大丈夫よ』
『ありがとうございます！ならまた連絡入れますね！』
作間｢許可おりたの？｣
｢うん！玲奈ちゃんと一緒なら大丈夫だよって言ってくださった！嬉しいね〜携帯ありがとう。よっしゃ行くぞー｣
作間｢どこに行くの？｣
｢着いてきたら分かる｣
作間｢散歩って言ってたのに電車乗るの？｣
｢時短のためにね｣
作間｢はぁ…｣
｢ほらシンデレラ龍斗くんなんだから｣ｷﾞｭｯ
作間｢シンデレラってどういうこと？｣
こんな人が多い時間に手なんて繋いだらっていつも言うの玲奈ちゃんなのに…
｢12時がタイムリミットってこと｣
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作者名：恋奈 | 作成日時：2020年7月16日 1時
