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日曜日、風磨くんが迎えに来てくれた。
「よく分かったね」
風磨「地図くらい読めるわ。これでも一応頭いいんだよ?」
「はいはい」
制服を持って、家を出る。
風磨「俺が持つよ」
私の手から乱暴に制服を奪った風磨くん。
「え、いいよ」
風磨「女の子には持たせないよ」
「っ/////」
風磨「やべ、中島みたいな事言っちゃった/////」
「ありがとう」
風磨「いーえ」
クリーニング屋は、気のよさそうなおばさんがやっていた。
あら、恋人〜?、なんて聞かれた。
風磨「そうっすよ」
「えっちょ…!?」
風磨くんが私の方を向いて、にやっと笑った。
ドキッ
私は自分の胸を抑える。
何このドキドキ?
クリーニング屋から出た瞬間、聞いた。
「さっきの何?」
風磨「面白いじゃん」
「面白いって…」
風磨「俺たち、周りから見たらカップルに見えるんだな」
風磨くんが笑う。
無邪気な笑顔。
その笑顔に私の心臓の音は大きくなる。
風磨くんのスマホが鳴る。
風磨「あ、中島だ。……悪い、中島と会うことになった」
「あ、うん。分かった!じゃあ気を付けてね」
風磨「それ男のセリフね。A、気をつけろよ」
歩いて私の家と反対方向に歩いていく風磨くん。
きゅん、と胸が苦しくなる。
これって、もしかして……?
私……
風磨くんに
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恋してる!?
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作者名:梨音 | 作成日時:2018年7月20日 12時