【呪術廻戦】特級過呪怨霊五条悟の解呪までー弐ー

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『最期の、約束は果たした、
次はあの時の約束を、果たすよ』







真剣な目で悟と見つめ合う

最期の約束とは悟のいない世界で幸せにらないというものだ
そして次に、あの時の約束とは鈴を貰った時に約束したこと…








『結婚しよう、悟』


「っ…」








目を見開く悟
そんなに驚くことかな…
結婚しようって言ったのは悟なのに








『お嫁さんにしてくれる…？』







未だに黙りな悟に不安になり問う
悟はそれにも答えず俯いてしまったが
少しして震えた声が聞こえてきた








「ち、がう」


『え…？』


「俺はっ…お前に死んで欲しかったわけじゃねえ！」








今にも泣きそうな顔でそう叫んだ
それに少し驚き目を見開く







「俺はただ、忘れて欲しくなくて、
俺以外の奴と幸せなって欲しくなくて、…｣



『うん、わかってるよ…』



「…俺が死んだのもお前のせいなんて思ってない
………生きて欲しいって思ってた」



『それは嘘。悟は、私の死を望んでる』



「っ……」









息を詰まらせる悟




図星だ…わかってるよ
生きて欲しいとも思ってくれてるんだよね
でも、心のどこかで悟は私の死を望んでる
望んでしまっている






だから私の死以外で解呪の方法はないのだ






『………』





どちらにしろ私はもう長くない
死が近いのだろう
痛みも消え体がふわふわし
頭に今までの楽しい思い出が浮かんでいた







これが走馬灯か…不思議な感じ…







死ぬ前に私の本当の気持ちを伝えきらなければ、
そう思い最後の力を振り絞って話しを続けた







『わかってるよ悟。ちゃんと全部、わかってるから、大丈夫。』


「…」


『だから、ね？もういいの、もう十分生きたから、
私を連れて逝って、悟』






悟に手を伸ばし微笑みかける






『天国で結婚しよう』


「……う"ん」






悟はその手を取り大粒の涙を流しながら答える
情けないなぁ…なんて思いながら

私はその声を最後に目を閉じた＿＿＿＿＿＿＿＿

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