63 ページ17
.
ー夏油傑視点ー
「っ…放っ「気に入らねぇんだよ」…」
ドスの効いた低い声が二人だけの闇に響く
「なんなんだよお前。友達だとか何とかぬかして
Aにベタベタしやがって
挙句の果てには俺を使役してあいつと結婚するだと？
ふざけんな」
「グッ…」
ギリギリという程胸ぐらを強く捕まれ
首が閉まる
だがそんな事お構い無しに悟は話を続けた
「俺がするはずだったのに、
俺があいつの隣にいるはずだったのに
いいよなお前は、生きてて
俺より弱ぇくせに俺よりチビで家柄も何もないくせに
顔だって俺のがいいのに、生きてればあいつと結婚出来んだ」
「さ、…とるっ」
「お前は生きてんだからさ、他にもいっぱいいるでしょ？
俺にはあいつしかいないの。だからとるなよ
上の爺共からだって俺が守る
お前の守りなんかいらねぇ」
眉間にしわを寄せそう吐き捨てる悟
が、さっきのようにこちらも負けてはおれない
そう思い首を絞める腕を掴み言い返した
「そ、れ、は…無理、だなっゲホッ」
「！」
「君がっ消、えな…い限り
呪術界っ…は、彼女を、放っ、て、おかない」
負けじと悟を睨み腕を掴み上げる
今言ったことは本当だ
長い間考えた末こう結論が出た
断言する。今のまま悟を彼女の傍に置いておけば
確実に上は彼女を殺しにくる
だから離れるべきだ
私はそう考えた
だからこの話を受けたのだ
「A、のっためにも
君、は…隣にっ…いるべきじゃないっ！」
「…だったら呪術師なんて全員俺が殺してやるよ
まずはお前からだ」
「っ!!」
そう言い悟が腕を振り上げ私を殺そうとした時
ﾊﾟﾘﾝｯ
「！」
何かが割れたような音が聞こえた
その途端、悟がいきなり腕を離し私は落とされる
咳き込みながら悟を見上げると
悟は真っ青な顔で目を見開き
「A…？」
震えた声でそう呟いた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1173人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「呪術廻戦」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
五条悟の女になりたい(プロフ) - 天儚さん» コメントありがとうございます！そう言っていただけてめっちゃ嬉しいです…！次元旅行…帰ってくるといいですね…！最後まで読んで下さりありがとうございました！ (2022年3月20日 12時) (
レス) @page23 id: 034ad2835a (このIDを非表示/違反報告)
天儚(プロフ) - 完結お疲れ様です…泣きます…最高すぎます…語彙力に、次元旅行を宣言されたんですけどどうすればいいですか… (2022年3月20日 0時) (レス) @page27 id: 84b0bf1a5b (このIDを非表示/違反報告)
五条悟の女になりたい(プロフ) - 猫目さん» 猫目さんの性癖に刺さったようでよかったです！こちらこそ最後まで読んでいただきありがとうございました！ (2021年11月25日 9時) (レス) @page25 id: 034ad2835a (このIDを非表示/違反報告)
猫目 - もう自分の性癖の塊でした…(T ^ T)終わり方がほんとに大好きです‼︎久しぶりにこんな神作に出会えました‼︎ありがとうございます！！ (2021年11月25日 0時) (レス) @page1 id: f90062c703 (このIDを非表示/違反報告)
五条悟の女になりたい(プロフ) - 魔朝さん» わー！神作だなんて光栄です…！どちらも読んでいただきありがとうございました！！ (2021年6月14日 12時) (レス) id: 034ad2835a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：五条悟の女になりたい | 作成日時：2021年2月17日 21時
