【呪術廻戦】特級過呪怨霊五条悟の解呪まで

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神妙な面持ちで昔の話をする父
私はそれを黙って聞いた





「一足先に生まれた彼奴は赤子ながら
類稀なる呪力量に六眼持ち、見目も麗しく
将来実力のある術師になる。わしはそう思った

だからお前を嫁がせた
呪術界はいつだって死と隣り合わせだ
そんな危険からお前を守るために」



『だったらなぜっ!?』


「だが彼奴はッ!!!!」


『っ!!』







反論しようとした時、被せるように父が怒鳴った
普段私に怒鳴ることのない父に驚き肩が跳ねる

そんな私を前に父は眉をひそめ叫ぶ







「…お前を守り、死んだとはいえ、お前を呪ったではないか!!」


『それはっ…』


「それでもお前を守るというから今まで目をつぶってきた、
だが！最近になって高専の上層部が彼奴を恐れ
お前ごと処刑しようとの話！そうなると話は別だ！」






今すぐ夏油傑と婚約しろ！そう怒鳴る


でもそれと夏油くんとの結婚になんの関係がある訳…っ？
そんなことしたって上層部は黙らない



そう私も負けじと叫んだ









「ああそうだ、連中は悟が消えぬ限り黙らんだろう、が夏油傑の術式を思い出せ」


『！……呪霊…操術』





まさか、



嫌な考えが頭をよぎる







「そうだ、賢いお前なら何が言いたいか分かっただろう





夏油傑に五条悟を取り込ませ使役させるんだ」

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