【呪術廻戦】特級過呪怨霊五条悟の解呪まで

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ー夏油傑視点ー




「…っ……」




Aの言葉が胸に刺さる




驚きで目を見開き、口の開いた私の姿は
さぞ間抜けだっただろう






でもそれほど深く刺さった






それと同時に再確認する







なぜ五条悟が死んでまで彼女を愛し呪ったのかも









そして彼女の実家である梅宮家から
数日前もらったある要件の答えも決まった……









「………」









すぐには返事出来ず
少し間を置いて何とか返事をした









「……そんなこと…初めて言われたよ」


『………ごめん、余計なお世話だったかも』


「いや、ありがとう」







嬉しいよと笑い答えた
それでも不安そうな顔をするA




本音なのにな…




なんて思いそう伝えようとした時







「A〜」


「！」





聞き慣れた気だるげな声が聞こえる



硝子か





『硝子！』





Aがベンチから立ち上がり硝子の方へ駆け寄った






「お待たせ、で、どうだった？」


『なかなかよかったよ』


「まじで？吸いなよ」


『んーどうしよっかなー』


「一緒に吸お」


「……」






盛り上がる二人をただ見つめる








「！」







そんな二人の間に大きな影が見えた







悟だ







「………」


「………」








最近増えたな、これ






二人には見えていないらしい悟を見つめ返す





最近になって悟は私とAが仲良くしていると
前のようにすぐには殺そうとせず
こうしてジッと私を睨むことがほとんどだった








「……」








悟から一瞬目線を外し
また目線を戻す





そこには決まってもう悟の姿はない








まるで心霊映像だな
………いよいよ本当に殺されそうだ






でもこの答えは変えない






そう思いAから取り上げたタバコを吸った

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