【呪術廻戦】特級過呪怨霊五条悟の解呪まで

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ー夏油傑視点ー




『な、なんで』





タバコをとられ呆気にとられたような顔をするA





「なんとなく」


『なんとなく？』




ますますわからないと顔をしかめた
相変わらず思ったことがすぐに顔に出るな




「フフッ」


『………』









Aを見ていると飽きないと笑がこぼれた
そんな私をジッと見つめるA









『よかった、大丈夫そう』


「……そんなに辛そうに見えたかい」






だったら気をつけないとな
顔に力を入れる









『そんな事ないけど、でも顔色悪かったから…

……あんまり無理しすぎないでね』



「！」



『呪術界なんて無理しないとやってけないけど
し過ぎはダメだから、
夏油くんなんて術式的に特にしんどいしね』




何かあったら私でも硝子でも誰でもいいから頼ってと
胸を叩き言う





眩しいな




思わずそう思い体が固まった
そんなことは気にせずAは話を続ける






『夏油くんだけほぼ毎日あのゲロマズ食べるのは嫌だよね、
あ、そうだ今度とびっきりまずいのあったら
取っといてよ後で味見する』



「…ダメだよ食べちゃ、この前も言ったけど
どんな影響があるか分からない」



『食べないよ、味見するだけ』


「何でわざわざ味見するのさ」





まずいだろ？そう聞くと





『うん、まずいけど
夏油くんの辛さを知りたい』




「…っ……」





その言葉にとても救われた気がした

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