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夏油傑視点
「あ"?」
Aがいなくなったタイミングで
硝子が突拍子もなく言う
確かに…
「確かに私たちとじゃ明らかに違うよね」
「そ、りゃ…違う」
「めっちゃブリブリしてるよね」
「殺…す、ぞ」
「Aに嫌われるぞ」
「ぐっ…」
バツの悪そうな顔をする悟
どうやら本当に彼女に嫌われるのが怖いようだ
さっきも私達に暴言を吐き怒られ
捨てられた子犬のようになっていた
「A、は、俺のも、んだ。嫌い…に、なったり、しねぇ」
「なんだいその自信は」
「つかうわ、一人称俺になった」
「本当だ…好きな子の前では僕なのかい?小学生男子みたいだね」
可愛い〜〜と二人でからかうと悟は牙をむいて
お前らマジで殺すぞっと吠える
本当にからかいがいがあるなー
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________
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あれから少しして硝子がトイレへ行った
今私は悟と2人っきりである
A遅いな…
悟と私の間に重苦しい沈黙が流れる
そんな沈黙を破ったのは悟だった
「おい」
「なんだい?」
「死に、た、くなかった、らA、にっ近づくな」
ベタベタしやがってっと俯く悟
さながらそれは、母親を取られた小さな子供のようだった
そんな悟に思わず吹き出す
「ぶっ、ははは!すまないね。つい興味深くて」
「は…?」
何言ってんだこいつとでも言いたげに睨まれた
でもそんなことは気にせず話を続ける
「呪いと人間の恋愛なんてそうないだろう?
安心してくれAにも友達以上の感情はないから」
と素直に全て伝えた。
するとあっそと素っ気なく返され
さっきよりは空気が軽くなった
少しは仲良くなれたか?なんて思い
ふとずっと気になっていたことが頭によぎる
「なぁ悟一つ聞きたいことがある」
「…な、んだ、よ」
今ならもしかしたら、答えてくれるかもしれない…
「君は最期なんて言ったんだい?」
「彼女になんて呪いをかけた」
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五条悟の女になりたい(プロフ) - 緑の白猫さん» 0巻を読んでて思いつきました笑 面白いと言ってくださって凄く嬉しいです!コメントありがとうございました! (2021年2月22日 18時) (レス) id: 034ad2835a (このIDを非表示/違反報告)
緑の白猫 - まさかの五条が呪霊に…。意外な設定で凄く面白いです! (2021年2月22日 15時) (レス) id: 41276e8159 (このIDを非表示/違反報告)
五条悟の女になりたい(プロフ) - 読み立てなんですか!ゼロ巻いいですよね!(*´д`*)ハァハァしていただけて嬉しです笑 更新頑張ります!! (2021年2月4日 10時) (レス) id: 034ad2835a (このIDを非表示/違反報告)
にゃう^._.^(プロフ) - ゼロ巻読み立てなので、とってもリアルタイムで(*´д`*)ハァハァしました笑 更新楽しみにしています!!! (2021年2月4日 4時) (レス) id: 12ea96ecb3 (このIDを非表示/違反報告)
五条悟の女になりたい(プロフ) - RUAさん» わー!楽しみにしてくださって凄く嬉しいです!コメントありがとうございました! (2021年1月30日 20時) (レス) id: 034ad2835a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:五条悟の女になりたい | 作成日時:2021年1月25日 17時