D e s t i n y ?

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side/末吉









伊「宇野ちゃん…………」









黙り込んでる宇野









きっと千晃はわかってる









宇野がまだ千晃との日々に囚われてること









伊「…ねぇ、宇野ちゃん？」









宇「……………なに？」









伊「12年前に私たちが出逢ったときさぁ









私全然みんなの会話に入れなくて、寂しくてね









みんなが帰ってから1人で泣いたりしてたの









でもそんなとき









最初に話しかけてくれたのが宇野ちゃんだった









宇野ちゃんは……覚えてる？」









宇「そんなの…………忘れるわけないよ」









初めて聞いた









伊「その日から今日まで私と宇野ちゃんは









お互いかけがえのない存在









代わりなんてない存在









宇野ちゃんも…そう思ってくれる？」









宇「…当たり前じゃん…ｯ………」









千晃が微笑んでまた口を開く









伊「ありがと、宇野ちゃん。









私にとってAAAは









この素敵なグループは、メンバーは









私がAAAの一員でいられたことは









私の人生で何よりの誇りなの









みんながいたから









私は生きててよかったって思えたんだよ」









宇「…千晃………………」









伊「出逢ってくれてありがとう。









こんな私を受け入れてくれてありがとう。









私はみんなと生きられてほんとによかった









ワガママかもしれないけど…









みんなに私のこと、忘れてほしくないよ………









でも









私はみんなの笑顔が見たいな









また笑ってほしいな









今度はAと一緒に……ね？」ﾆｺ









知らなかった









いつもにこにこ笑う千晃が


こんな風に思ってたなんて









宇「千晃………いいの………？」

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