同じ屋根の下で * 3

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麗華「 でも 、いいの？
早くしないと他の人に取られちゃうよ？」



渡辺「 … もう 、あいつ好きなやついるらしいし」



麗華「 え 、じゃあ失恋決定ってこと？」



渡辺「 …… 好きなやつって
俺のことじゃなさそうだし」












今まで " 俺だったら " なんて自惚れてたけど
もうこれは 、失恋決定な気がする






昨日の涙って もしかして


他に好きな人いるのに

俺にキスされて

… 辛くて 泣いた とか 、？





うわ 、めちゃくちゃ辻褄合うじゃん

もし そうだとしたら
俺 結構ひどいことしたな













麗華「 で 、どうゆう人なの？
あの子の好きな人って」



渡辺「 … 分かんない」



麗華「 え 、もしかして聞いてないの？」



渡辺「 聞けねえって 、
… 自分が辛くなるだけだし 」



麗華「 … 翔太さ 、」










" ほんと バカだね " って
呆れるように言う麗華

は 、急に悪口？









麗華「 ちゃんと あの子と向き合いなよ
怖いからとか 傷つきたくないから とか

そんなんで逃げてたら
距離ができちゃうだけだよ」




渡辺「 …… 」




麗華「 … そうやって逃げるの 、
翔太の悪いところ！

真っ直ぐに思い伝えてみなよ」




渡辺「 …… ん 、ありがとう麗華」









今まで 怖いことから逃げてきて
ちゃんと あいつと向き合ってこなかった

麗華の言う通り 、
こんなんだから距離できてんだよな




最悪な結果になるかもしれないけど

… 俺の気持ち 、ちゃんと伝えてみよう









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