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『 …… ん 、』
眩しい太陽の光と鳥のさえずりで目が覚めた朝
いつもひとりで寝ていた広いベッドは
今日は もう1人の温もりもあって
目を開ければ想像以上に近くて
反射的に退けようとしたけど
私の腰にまわってる翔太くんの腕が それを許してくれなかった
…… どうして こんな状況になってるのか
頭をフル回転させてみる
昨日 お互いぎこちないまま同じベッドに入って
緊張して 全然眠くなかったけど
私は 気付いたら寝ちゃってて…
…… ていうか 、私 翔太くんの彼女になれたんだ
いまだに信じられないけど
あんな真剣な表情で、ちゃんと思いを伝えてくれたんだよね
『 …… 翔太くん、』
渡辺「 …… ん…」
『 … もう朝だよ 、起きて?』
渡辺「 …… むり 、もうちょっと……」
私を抱き枕と勘違いしてるのか、ぎゅうっと腕の力が強くなった
…… どうしよ 、むりむり 、こんな近い距離
翔太くんは " もうちょっと " から
全然起きないって一緒に過ごして分かったから
今も起きる気配が全然ない
… 仕事 、どうしよう遅刻決定?
翔太くん、なんて呼びながら胸を叩くと
ぴくっと反応した
渡辺「 …… ん 、仕事…?」
『 … うん 、もう起きなきゃ
朝ごはんも作らないと』
渡辺「 …… できたら起こして 、」
って、目は閉じたままの会話をして手の力を緩めてくれた
ちょっと名残惜しいけど その隙に抜けだして
キッチンへと向かって
2人分の朝ごはんを作る準備をする
寝顔もかわいいな、なんて思ってる私は
重症なくらいに好きになってる気がする
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果歩(プロフ) - むむさん» コメントありがとうございます!素敵なお話だなんて嬉しいです😂完結に向けて更新頑張れます😂 (2022年4月25日 22時) (レス) id: 7177479aa4 (このIDを非表示/違反報告)
むむ - 続き楽しみにしています!!素敵なお話産んでくれてありがとうございます、、 (2022年4月7日 17時) (レス) @page17 id: a41f81c6b1 (このIDを非表示/違反報告)
果歩(プロフ) - I.H.さん» コメントありがとうございます!更新頑張るのでもう少しお待ちください🙇♀ (2022年3月15日 0時) (レス) id: 7177479aa4 (このIDを非表示/違反報告)
I.H. - すっごく面白いです!!!早く続き読みたいです!!!!!! (2022年3月2日 19時) (レス) id: 7a604cb31f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:カスミ | 作成日時:2021年10月25日 0時