同じ屋根の下で * 3

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目黒 side＿＿










目黒「 … えっ？」




深澤「 Aと再会したとき
高校の時と性格変わってなくてさ 、

あ 、俺の知ってるAだって安心したんだよね」




目黒「 ……」




深澤「 ほら 普通さ 、
社会人になったら皆いろいろ変わるじゃん 、

… だけどAは 何一つ変わってなくて

俺の気持ちも 、高校の時と変わってなかった」










Aさんへの気持ちが 、深澤さんの表情から痛いほど伝わってきた


… " 手放したくなかった " 、

優しい深澤さんだからこそ
自分の欲と Aさんの幸せを願う気持ちで
常に葛藤していたんだろうな









深澤「 そりゃ最初はびっくりしたよ？

男と住んでるって 、
しかも相手は好きな人なんだって聞いた時

終わった〜って思ったし 、笑」





目黒「 … それでも 、好きだったんですよね？」




深澤「 んー まあね 、笑

Aが 最近
また高校の時みたいに苦しそうな顔したから
見放すことできなくて

…… あの時みたいに 助けてあげたいって思った」




目黒「 … 助けてあげたいって 、
だったら どうして 、」




深澤「 助けたいって言っても あれだよ？

… あの人と結ばれるように 、じゃなくて
自分の方に来ないかなって思ったんだよ」




目黒「 えっ？」





深澤「 … 俺のところに来たら
そんな辛い思いさせないのにって思ってさ 、


… そしたらさ 、
今までみたいに応援なんてできなくなっちゃって」












" こう見えて 俺 結構 性格悪いでしょ "

笑って誤魔化しているけど
その表情は 切なく写った








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