同じ屋根の下で * 2

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今日 泊まる部屋は最上階で
夜景が すごく綺麗に見えるところだった

… ここは阿部ちゃんに感謝だけど 。



窓側に見えたのは大きなダブルベッド
… これも 阿部ちゃんの計算？







『 私 ソファで寝るから
目黒くんベッド使って！』


目黒「 えっ？何言ってんすか、
女性をソファで寝かせるわけにはいかないです」


『 でも目黒くんの身長だと狭いんじゃ…』


目黒「 別に大丈夫ですよ1日くらい」


『 …… 足はみ出てるよ』


目黒「 いいんですこれくらい」


『 あ 、じゃあ一緒に寝る？』






… なんて言った3秒後 、

自分の発言にびっくりしたし
驚いた顔の目黒くんを見れば見るほど
今すぐ消えたい気持ちになった

寝る 、なんて そういう意味じゃなくて
大きいベッドだから
端と端で寝れば大丈夫かな〜なんて…







『 … ごめん そういう意味じゃなくて！
お互い配慮して寝たら大丈夫かなって
そう思ったんだけど…』


目黒「 ……」


『 …… やっぱりなんでもない！気にしないで！』


目黒「 ─… Aさん 、」







名前を呼ばれて振り向くと
腕を引かれて距離が縮まった

綺麗な顔の目黒くんが
ちょっと悪い顔をして 口角を上げていて







『 ッ 、めぐろく 、』


目黒「 俺をからかってると
本気で襲いますよ？」


『 ッ 、』


目黒「 … なんて 、
俺お風呂入ってきますね」







また余裕そうに笑って
私の頭を撫でてバスルームに向かっていった

…… びっくり 、した 、今の距離



全身の力が抜けて座り込んだけど
心臓の速度は速いまま

… 同じ部屋にしなければよかったかも 。




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