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向井「 あ 、お湯湧いてんで、熱いから気いつけてな?」
『 あ、うん、ありがとう
… 康二くん、大学のときから優しかったよね?』
向井「 そんなことないで?笑
女の子が熱いもの触ってると心配するやんか〜」
『 … で 、女子人気も大学のときからすごかったな』
向井「 ないない 、笑
彼女居らんかったし!笑」
康二くんは " 優しい " も兼ね揃えていて
周りの女子はみんなやられてたな
" 向井先輩 今日挨拶してくれたの! "
" 向井くんの彼女になる人は 幸せだろうな〜 "
なんて声が私の周りで多かった
『 いや でもさすがに今は彼女いるでしょ〜?』
向井「 おらんって 、笑」
『 え、うそだ』
向井「 嘘ちゃうわ!笑」
『 でも これから彼女できると思うよ?
早速 女性人気すごかったし!』
康二くんの挨拶中、部署内の女性社員みんな釘付けになってたし目がハートになってたよ、あれは完全に
大学の時の康二くん人気、再来するのか…
向井「 … んー 、… Aちゃんは?」
『 えっ?』
向井「 … 彼氏とか、居らへんの?」
『 いないよ 、笑
ぜんっぜんいない』
向井「 … え、ほんま?」
『 うん 、ほんま』
悲しいことに彼氏はいなくて
だいっすきな渡辺先輩への思いを拗らせてるだけ
今は普通に飲んでるこのコーヒーも、
もともと苦手で 渡辺先輩が飲んでるからって
克服したもの
そんな些細なことでも、渡辺先輩とお揃いになりたいって思っちゃうくらいに拗らせてる。
… さてと、席に戻ってちゃんと仕事しないと
また香織さんに怒られちゃう
向井「 … なあAちゃん!」
『 ん?』
向井「 … 今度一緒にカフェ行かへん?コーヒー美味いとこ知ってんねん」
『 … うん 、いいね、行こ!』
ほな約束な、ってあの時と変わらない笑顔
康二くんが知ってるカフェ、絶対おしゃれだろうな
ちょっと楽しみかも
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作者名:カスミ | 作成日時:2023年11月26日 15時