幸せの定義*二章【刀剣乱舞】【成り代わり】

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小夜｢そっ･･･か｣

『･･･小夜も、憎い人がいるの･･････？』

小夜｢･･････いるよ｣

『･･･そっか、』



小夜｢･･･｣

『･･･』



何を話したらいいんだろう･･･

前の本丸でも小夜はいたけど、重症で部屋にこもっていたからあんまり話したこと無かったんだよね･･･



小夜｢信濃は･･･、なんの料理が好き？｣


『え･･･』






予想してた質問の斜め上すぎて動揺が･･･
私は下を向いて考えるフリをしてみせる

そしてゆっくりを顔を上げて小夜の目を見る




『･･･分からない』

小夜｢ないの？｣

『･･････分からない。』


そう、ないんじゃなくて分からないんだよ

だって私は･･･


『温かいご飯･･･、(あまり)食べたことないから』

小夜｢ッ･･･｣

『冷たいモノとか味のしないモノばかりだった･･･、それを口に入れる度、吐き気がした･･････』

小夜｢･･･｣




ちょっとだけ本音を言ったら小夜は俯いてしまった

少し、変な空気になっちゃったなぁ･･････。





『ごめん、なんでもなっ___！』

何も喋らないとおもったら、小夜は･･･

まるで何かを堪えるように拳を握っていた
まるで何かを悲しむように涙を流していた



どうして___･･･？




『どうして、泣くの･･･？』





慰めるように小夜の頭を撫でてあげる
･･･ふわふわな髪の毛だなぁ、羨ましい･･･




｢ーぅして･･･｣

『え？』









小夜｢どうして






泣かないの_？｣

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