幸せの定義*二章【刀剣乱舞】【成り代わり】

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思ってたよりも体が訛っていたようで初戦は私だけ重傷でB勝利、周りは｢頑張ったね｣って褒めてくれた


けど、私は納得いかない･･････相手は私と同じ極で練度だって私とあまり変わらなかったのに･･･







私はあの人達に何を学んだ･･･？

私の為にくれたあの時間は、何だったの･･･？





一期｢合戦の演習か。二度と負けたくないのだが｣


いち兄が戦闘開始の言葉を言う









･･･





__刀を持つ時は肩の力を抜け







･･･思い出せ







____感情任せに振ったら駄目だよ









･･･無理をしてでも









______強くなりたいのならば･･･
___________耐えてみせろ、A。









《 耐え抜けッ！！！ 》









『心臓っ、見えたっ！！！！』






絶対に負けない

絶対に負けられない

絶対に負けてはならない







ねぇ、私やっぱり無理だったよ
幸せになんて、なれないよ



物心着く前に両親がいなくなって、友達とか家族とか分からなくて、私にもそういう存在がいたら良かったのになって気持ちに蓋をして気づかないフリをしてた



だからね、初めてだったんだよ


こんなにも私を思ってくれる人がいて
こんなにも私を気にかけてくれる人がいて

私のために涙を流してくれる人がいて




初めて私はこんなにも誰かを思うことが出来た


だから、






『俺は、負けられないッッ！！！！』









･･･


いつの間にか２戦目が終わっていた

結果は･･････




『･･･重傷者なしの、A勝利』



三日月｢嗚呼、だがお主はちと無理をしすぎだな｣

『･･･』

一期｢お前を責めている訳ではないよ
ただ･･･、お前のことが心配なんだ･･････｣


『･･･心配かけて、ごめんなさい』









(ズキンッ)







胸が、痛い

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