幸せの定義*二章【刀剣乱舞】【成り代わり】

夢 ページ25

〜三日月side〜


三日月宗近(本霊)と会った日からよく夢を見るようになった




それはそれは、とても辛く苦しい夢

その人の子の感情が俺の中に入ってくる感覚がしてあまり心地よくはない。






････････････
･･････


きっともうすぐ死んじゃうのかな

××さんとの約束、果たせないのかな

私はずっとこの場に囚われるのかな

外で思いっきり走り回れないのかな





嗚呼、私だってもっと･･･


どうして私は普通じゃないの･･･？

どうして私には親がいないの･･･？









どうして、私は____･･･。









・







人の子｢かみさまは、･･･いじわるだ｣




･･････
････････････





『･･･幼いな、』






見た目からしてまだ１０にも満たないだろう

幼くして両親を失くしたか、･･･

そして現実を受け止めきれていない、

なんと哀れなことか、･･･



人の子は広い部屋にポツンと置かれたベッドで、布団を被り、天井を眺めている

その瞳は濁っていて、光がなく、ただただ一点を眺めているだけだった








『ふむ、これが__』


人の子の腕には点滴なるものが刺さっていた。何年も点滴を打ち続けているからだろうか、赤い点々が残ってしまっている









_____ｻﾞｻﾞｻﾞｯ…




『･･･またか、』









景色が歪み、場面が移り変わる____…

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