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四話 ページ5

貴方side






お兄ちゃんの本丸に来てから数日








燭台切「Aちゃんの好きな食べ物はなにかな?」


《 あなたさまのごはんはどれもおいしいです 》







厚「なあA!遊ぼうぜ!」


《 私のことはおきになさらずに 》







次郎「あんたも酒飲むかい?」


《 未成年なので 》









私の声は一向に戻る気配がない。




























そんな私は今、

審神者部屋で書類仕事をこなしてるお兄ちゃんの隣で学校から届いた課題をこなしている。





隼人「A、問題解けそうか?」


《 わたしのほうがあたまいいよ 》


隼人「うッ………い、痛いところつかれた…」





心臓を抑えて悲しそうにするお兄ちゃん。

その姿がかつての"王さま"と重なった私は不自然に視線を逸らして課題に集中した。





隼人「そ、そんなに俺のことが嫌いなのか?!お兄ちゃん泣いちゃう……。」


三日月「ほれ主、じじいが慰めてやろう。」


隼人「おじいちゃんんんん」





私の態度のせいか、否か。


私は一部のかみさまに良く思われていなかった。

……別にいい。これでいい。
言葉なんて話せなくても、出来ることはたくさんある。




そう考えて今一度ペンを持ち直したら




prrrrr




…電話が、かかってきた。










三日月「主の妹よ、ここで構わんぞ。」


えっ?


隼人「友達からか?!それとも恋人からか?!」



何故か興奮しだしたお兄ちゃんと、何故か「ここで電話しろ」と目で圧をかけてきたかみさま。


お兄ちゃんの言葉はスルーして、

聞かれて困ることは事前に連絡する決まりだから別にいっかなんて思って応答ボタンを押した。














千秋〈 あ!Aか?! 〉


泉〈 馬鹿守沢。Aにかけてるんだからそうに決まってんでしょ〜?〉



言葉の変わりににこっと微笑む。



薫〈 あ、もしかして今笑った?元気そうで良かったよ〜 〉


泉〈 休学だか何だかしらないけど、連絡ぐらいしてよねぇ? 〉



泉の言葉に、そういえば…と思い返す。



薫〈 Aちゃんいなくて寂しいな〜 〉




小さく呟いた薫の言葉に

私は心が踊るような感覚になった。













誰かが、私の存在を必要としてる。















その事実で






















































私はやっと息ができるから。

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みるくてぃー(プロフ) - rikoさん» ありがとうございます!更新頑張りますッ!!! (2023年1月5日 20時) (レス) id: 4a169714af (このIDを非表示/違反報告)
riko(プロフ) - めっちゃ好きな作品で、何度も見返してます❗更新頑張ってください(o^-')b ! (2023年1月5日 20時) (レス) @page22 id: ed069a7070 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みるくてぃー | 作成日時:2023年1月2日 22時

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