ちょっとズレてる監督生。続。【ツイステ】

四十八話【続き】 ページ2

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ーーー夢ノ咲学院【秘密の部屋】








『ねぇねぇ！今度旧2Aで叩いて被ってじゃんけんぽんしない？！』


「エ、何急ニ…というかねえさんクラスちが」


『夏目と私は一心同体でしょ？』


「エェ……？」


『怪我人ださないように頑張るから！ねっ？』


「本来怪我人でるような遊びじゃないんだけド」








「…まったク」と呆れながらも「バルくんたちに相談してみるヨ」なんて言ってくれる夏目愛してる


私は夏目がいれてくれたココアをちょびちょび飲みながら、昔撮った写真を懐かしいな〜この頃ははしゃいでたな〜なんて独り言を呟きながら眺める




日に日に元気がなくなっていく夏目を元気づける為に私が作った私たちだけの"思い出(アルバム)"


可愛く五色に色付けされたアルバムは少し古びてて、それでも暖かく感じた。因みに最後のページだけはいつのまにか五色から六色に増えてた。

多分にいさんたちか夏目の仕業だろうねぇ








『昔から自由奔放なのは変わんないよね〜』


「ねえさんは年々酷くなってるよネ」


『むむっ！なんだと〜！』








こら〜！と言いながら夏目に抱きついて夏目の脇腹を軽くくすぐる。微妙にこしょばゆいのか、夏目は「アハハっ」とか細い声で笑った








『今度つむぎにも会いに行かないと』


「相変わらずだから会わなくていいヨ」


『ええ、でもほら、この間お見舞い来てくれたし…』


「お見舞いのお礼ならいらないヨ」






ズバッと私の言葉を拒絶する夏目を横目に私はつむぎに『はろはろ〜！ちゃんとご飯食べてるかーい？』とメッセージを送った


それに気付いた夏目が拗ねていたのは言うまでもないだろう







『ほら夏目！ぎゅうぎゅう〜！』


「……」


『あはっ、嫌そうなのにちゃんと抱き返してくれる夏目ちゃんかわい〜』







ぎゅうぎゅう、と私が想像していたよりも遥かに強い力で抱きしめられる


…うーん？

骨ギシギシ言ってるけど大丈夫そう？？夏目ってこんなに馬鹿力だったっけ？？あれれ？？








「ちゃんと毎日ご飯食べてタ？」


『もちろん！』


「怪我とかしなかっタ？倒れたりハ？無理してなイ？」


『超元気です(即答)』







くしゃみしただけで有給取らせる(強制)英智だったり、転けただけで医者連れてくるあんずだったり、あくびして涙出ただけなのに犯人探しだす渉にいさんだったり……


流石にみんな過保護すぎだよ？？？

わたしゃおばあちゃんですか？？

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