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続き ページ31



『私の事、ですか』

煉獄「嗚呼!なんでもいいぞ!」



話の流れからして聞きたいのは家族の話かなぁ

でも、家族なんて思い出せないし

だとしたら好きなもの??

いやでも、私食べ物全般好きだし

だとしたらするしかないよね



『お母さんは、優しい人です』

煉獄「・・・」



______思いも出せない家族の話





『お姉ちゃんも優しくて暖かい人です

お父さんも優しくて厳しい人です


みんな私を愛してくれました』





(ジジジジ_)


・・・


「役立たずめ!消えろ!」

「どうしてお前が生まれてきた!」

「姉はあんなに立派なのによ!」


・・・




違う、コレは違う、幻聴だ

あの人は優しいからそんな事言わない



『あの人、は__』

煉獄「、夜永?」




・・・


「俺はコイツさえいればいい!」

「お前らは本当になんも出来ねぇなぁ?」

「ゴミクズ共が!」


・・・





なんなのこの記憶

私じゃない誰かの記憶?

でもなんか違う?

既視感がある

知らない、知らないよ私





『嫌、消えて、、消えてよ

知らない、知らない私は嫌だよ・・・』

煉獄「よもや!平気か?どうした?」





──


煉獄サイド


いきなり頭を抱え蹲る夜永

いつも微笑んでいた表情は酷く歪んでいた




「違う!違うよ!!嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ・・・!」

『落ち着け夜永!どうした!!』

「ああああああああぁぁぁ!!



あの人はそんなこと、言わない!!
違う、やめて!!!消えてよ!!」




──バタバタッ




冨岡「何をしている、」

しのぶ「どうしました?!」

カナエ「どしたの?」

炭治郎「煉獄さん!Aさん!」



『俺もよく理解出来ていない!!
夜永の事を教えて欲しいと言っただけだ!』




「うわぁああああっ!!!」

冨岡「・・・またか」

『・・・』




そういえば冨岡は彼女と同じ門下生だったな





しのぶ「"また"?どういうことですか?」

カナエ「あらあら、こんなに泣いちゃって」

炭治郎「苦しい、辛い、そんな匂いがします、」

『何か知ってるのか!』


夜永「スゥ・・・」

冨岡「・・・

嗚呼」



冨岡の腕の中に行くと

直ぐに夜永が深い眠りについた

余程疲れていたのだろう、







冨岡「誰かの、






声が聞こえたのだろう」


しのぶ「声、ですか?」

カナエ「・・・」

炭治郎「声、」








(家族の声だろうか)

(もう、居ないのだろうか)



(それとも______)


・→←番外編:煉獄 杏寿郎



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*柑橘類*(プロフ) - この作品、すごく好きです。応援してます、頑張ってください! (2021年7月26日 10時) (レス) id: dcab7e85b3 (このIDを非表示/違反報告)
みるくてぃー(プロフ) - はぁぶ。さん» 素敵なコメントありがとうございます!更新頑張ります!! (2021年1月7日 9時) (レス) id: 4a169714af (このIDを非表示/違反報告)
はぁぶ。 - おもろ。更新楽しみにしてます! (2021年1月3日 12時) (レス) id: f02807bc8d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みるくてぃー | 作成日時:2020年12月30日 23時

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