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『私の事、ですか』
煉獄「嗚呼!なんでもいいぞ!」
話の流れからして聞きたいのは家族の話かなぁ
でも、家族なんて思い出せないし
だとしたら好きなもの??
いやでも、私食べ物全般好きだし
だとしたらするしかないよね
『お母さんは、優しい人です』
煉獄「・・・」
______思いも出せない家族の話
『お姉ちゃんも優しくて暖かい人です
お父さんも優しくて厳しい人です
みんな私を愛してくれました』
(ジジジジ_)
・・・
「役立たずめ!消えろ!」
「どうしてお前が生まれてきた!」
「姉はあんなに立派なのによ!」
・・・
違う、コレは違う、幻聴だ
あの人は優しいからそんな事言わない
『あの人、は__』
煉獄「、夜永?」
・・・
「俺はコイツさえいればいい!」
「お前らは本当になんも出来ねぇなぁ?」
「ゴミクズ共が!」
・・・
なんなのこの記憶
私じゃない誰かの記憶?
でもなんか違う?
既視感がある
知らない、知らないよ私
『嫌、消えて、、消えてよ
知らない、知らない私は嫌だよ・・・』
煉獄「よもや!平気か?どうした?」
──
煉獄サイド
いきなり頭を抱え蹲る夜永
いつも微笑んでいた表情は酷く歪んでいた
「違う!違うよ!!嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ・・・!」
『落ち着け夜永!どうした!!』
「ああああああああぁぁぁ!!
あの人はそんなこと、言わない!!
違う、やめて!!!消えてよ!!」
──バタバタッ
冨岡「何をしている、」
しのぶ「どうしました?!」
カナエ「どしたの?」
炭治郎「煉獄さん!Aさん!」
『俺もよく理解出来ていない!!
夜永の事を教えて欲しいと言っただけだ!』
「うわぁああああっ!!!」
冨岡「・・・またか」
『・・・』
そういえば冨岡は彼女と同じ門下生だったな
しのぶ「"また"?どういうことですか?」
カナエ「あらあら、こんなに泣いちゃって」
炭治郎「苦しい、辛い、そんな匂いがします、」
『何か知ってるのか!』
夜永「スゥ・・・」
冨岡「・・・
嗚呼」
冨岡の腕の中に行くと
直ぐに夜永が深い眠りについた
余程疲れていたのだろう、
冨岡「誰かの、
声が聞こえたのだろう」
しのぶ「声、ですか?」
カナエ「・・・」
炭治郎「声、」
(家族の声だろうか)
(もう、居ないのだろうか)
(それとも______)
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*柑橘類*(プロフ) - この作品、すごく好きです。応援してます、頑張ってください! (2021年7月26日 10時) (レス) id: dcab7e85b3 (このIDを非表示/違反報告)
みるくてぃー(プロフ) - はぁぶ。さん» 素敵なコメントありがとうございます!更新頑張ります!! (2021年1月7日 9時) (レス) id: 4a169714af (このIDを非表示/違反報告)
はぁぶ。 - おもろ。更新楽しみにしてます! (2021年1月3日 12時) (レス) id: f02807bc8d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みるくてぃー | 作成日時:2020年12月30日 23時