十一話《衣更真緒》 ページ12
…
｢__わたし、やってないッ･･･！｣
初めて見た、あんずが自分の悪い噂に対して｢やってない｣と、涙を流して否定しているところを。
俺はそれを見て、聞いて、やっぱりあんずは被害者だったんだと確信した
_____疑ってごめんな、あんず。
俺たち"Trickster"を輝かせてくれたのは他でもないあんずなのに、俺は･･･俺たちは、大切な仲間に酷いことをしてしまった。
｢よしよ〜し、いい子いい子♪｣
｢うぅ、なんでそんな優しくするのぉ･･･｣
｢うんうん、あんずが満足するまでず〜っとなでなでしてあげる♡｣
今日転校してきた彼女__Aは、あんずの幼馴染らしく、何も知らない人から見れば本物の家族のようにも見えた。
何処と無く(言動が)凛月と似ているような気もする。
｢･･･衣更くん｣
『嗚呼、俺も漸く目が覚めたよ』
どうやら俺と同じことを思ったのは遊木も同じらしく、遊木は俺の隣で悔しそうに拳を握っていた。
｢え･･･ま、真緒先輩？真先輩？｣
俺と遊木の会話が聞こえたのか、青娥は困惑しながらそう呟いた。明星も氷鷹もどっちを信じるべきか迷っているようだった。
『___ま、ってことだから。俺と遊木は今後一切青娥の味方はしない。おまえらはどうするんだ？』
｢･･･分からない。俺、なんか間違えちゃったのかな｣
｢確かに･･･、よく考えてみればあんずがやったという証拠もないしな。｣
その言葉に何を思ったのか青娥は｢お願い！信じてッ！｣と明星の腰周りに抱き着いた。ので、力ずくで引き剥がしてやった。
そんなに睨まれてもなぁ･･･、抱きつくのはダメだろ？
｢ふふ、あははっ、
な〜んだ、根はちゃんといい子じゃん。警戒して損しちゃったよ。えっと･･･トリック、ストア？だっけ？｣
｢間違え方にセンスを感じる･･･、じゃなくて！Tricksterだよ、ト リ ッ ク ス タ ー ！｣
Aのボケ(？)にあんずがツッコミをいれると、居心地が悪くなったのか青娥は｢もうアンタらなんか知らない！！｣とか言って去っていった
うん、一応俺ら先輩な？
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メロン♪ - 更新、無理せずに頑張ってください。 とても面白かったです。 私も鬼滅の刃の夢小説を書いています。 体に気を付けてくださいね？ もし、良かったら鬼滅の刃の夢小説を読みに来てくださいね？ (2021年11月21日 9時) (
レス) id: 89b081aabc (このIDを非表示/違反報告)
みるくてぃー(プロフ) - にゃーちゃんさん» にゃーちゃんさん、素敵なコメントありがとうございます！そういって頂けて光栄です。更新頑張ります！ (2021年10月18日 20時) (レス) id: 4a169714af (このIDを非表示/違反報告)
にゃーちゃん - とても面白かったです！！更新楽しみにしてます!! (2021年10月15日 8時) (レス) @page23 id: 6b3efb22b4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みるくてぃー x他1人 | 作成日時：2021年9月27日 20時
