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八話 ページ9






『失礼しま


_____した。』




私が勢いよくドアを閉めると中から「ちょ、ちょっと待って!」と声が聞こえた、ちょっと今イヤホンしてるから聞こえないです。

ていうか朝っぱらから何してんだあのオレンジ頭


『あんず〜出ておいで〜』


取り敢えずあんずを呼び出す為に再びドアを開けた


「えッ、・・・幻覚?」

『幻覚だって思うくらい私に会いたかったの?』


私は「久しぶりだね!」と良いながら教室の端っこに座ってるあんずに優しく抱きついた。いい匂いする〜!

そんなことをしてると一気に教室の空気が重くなる

そんな敏感になる必要あるかな〜?


『明日から朝迎えに行ってあげる♡』

「え?!そ、そんなの迷惑じゃ」

『ふふん、素敵な幼馴染に感謝してよね〜』


「でも、」と俯くあんずをじっ、と見ると前に会った時よりも痩せこけていて腕には何ヶ所か痣が出来ていた

____何でもっと早く気づいてあげられなかったんだろ

私は自分の不甲斐なさに苛立ちを覚えながら未だに俯くあんずの顔を上げさせて「大丈夫だよ」と微笑んだ

そうするとあんずは「ありがとう」と笑った・・・可愛い好き襲いたい愛してる


そんなこんなで一時間目の予鈴が鳴ったので私はお昼を一緒に食べる約束を取り付けて自分の教室に帰りました

可愛い可愛いあんずをいじめるなんて許せない〜!



「A、教科書持ってないよな?見るか?」

『!・・・ありがとうございます!』


え、普通に良い人なんだけど衣更さん。やめてよその顔で「どういたしまして」なんて微笑まないでよカッコイイなくそがッ!

流石アイドル。顔が完璧。








____キーンコーンカーンコーン


終始ぼーっとしてたら昼休みになってましたこんにちは。ああ、実弥の理不尽な怒号が今では恋しいよ〜!


「Aちゃん、お昼一緒に食べない?」

『あの、お誘いは嬉しいのですけど先客がいまして』

「あらそうなの?フフ、それなら良いのよォ!また今度アタシたちと食べてちょうだい♪」


だから顔が良いんですって奥さん。その顔で「シュン・・・」とかされたら私の心持ってかれるからやめてほしい




とりあえずあんずに「教室行くね」とだけ送った


今日のお弁当のお萩は割と上手に作れたから気に入ってくれるといいな〜、なんてね。

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メロン♪ - 更新、無理せずに頑張ってください。 とても面白かったです。 私も鬼滅の刃の夢小説を書いています。 体に気を付けてくださいね? もし、良かったら鬼滅の刃の夢小説を読みに来てくださいね? (2021年11月21日 9時) (レス) id: 89b081aabc (このIDを非表示/違反報告)
みるくてぃー(プロフ) - にゃーちゃんさん» にゃーちゃんさん、素敵なコメントありがとうございます!そういって頂けて光栄です。更新頑張ります! (2021年10月18日 20時) (レス) id: 4a169714af (このIDを非表示/違反報告)
にゃーちゃん - とても面白かったです!!更新楽しみにしてます!! (2021年10月15日 8時) (レス) @page23 id: 6b3efb22b4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みるくてぃー x他1人 | 作成日時:2021年9月27日 20時

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