ハローメロディ#7

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そして、この家の誰もが寝静まった頃＿＿
















"っ、けほっ、、、んん〜、、げほげほっ、、

ふぇっ、、、、うぇぇぇんっ、、"















伊「んぅ〜？やまだぁ、、、？」




いつもの夜泣きだと思って、覚束ない足取りで
山田が寝てるベッドまで向かう間に

どんどん泣き方は強まって









山「んん"〜、、、うぁぁぁんっ、、けほっ」





伊「大丈夫だよ〜？咳やだねぇ、、

よしよし、眠たいもんねー」





ふぁぁぁぁ、、てか今何時？















ん？



いつものように寝かせようと
触れた山田の背中が異様に熱いのは




気のせいだろうか……？








山「ふぇぇ、、っ、けほっ、ぅぁ"ぁぁんっ」



高「なかなか落ち着かないね、、
咳で寝れないのかな…大丈夫そ？」




伊「いや、ちょっと微妙かも…
ごめん、高木
体温計持ってきてもらってい？




山田、一回起きちゃおっか
電気付けるから明るくなるよー」









電気を付ければ、部屋が明るくなって
びっくりしたのか一瞬泣き止むも


眠たいのもあってグズグズしている



時計を見れば朝方、4時

そりゃ眠いし機嫌も悪いよなぁ…

でもなんとなく
体調の方も怪しい気がして








伊「まだ眠いのに起きちゃったねぇ…
抱っこしよっか、おいで」





抱き起こした山田を膝に乗せて
向き合ったまま座って抱っこすると

俺の胸元に顔をグリグリ押し当てながら
寝やすいポジションを探し始める








高「お待たせ、熱ありそうなの？」


伊「ありがとう、んー何かさ…熱くない？」



どれ？って触れた高木も
一瞬にして苦笑いしちゃうくらい
やっぱり、そうなのかもしれない







.






伊「ちょーっと、ごめんねぇ…」


体温計を滑り込ませ軽く固定したら
ものの数秒で測定完了を知らせてくれる優秀な体温計




どれどれ……。








伊「おぉ、、そりゃ起きるわ…」


高「何度？」





体温計が示した数値は

39.2°C






この前は熱があっても元気だったけど
前回発熱した時のようには
いかないだろうな…

既にグズグズしてるし
身体がしんどくて起きてしまったんだろう




高「病院連れてく？
今から行くなら、俺車出すけど…」


伊「んーこの時間だもんなぁ…」




抱き抱えてる山田に視線を落とせば


ちょっとしんどそうだけど
目は瞑ったままだし、、




このまま寝てくれるなら
正直寝かせてあげたい気持ちの方が強い

.

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