ハローメロディ#7

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山「これ……あけて？」



菊「へ？」









山「あけてくれなきゃ、のめない…おちゃ」




あ、ペットボトルのキャップ！！？
そうか、出来ないのか……









菊「ぁ、はいはいはい！
すみません、、気が付かず…」




"はい、どうぞ"



キャップを開けてテーブルに置き直せば
コレまたちっっこい手が伸びてきて
両手でしっかり掴んで飲み始めたけど



えっ、え、ねぇ、こぼさない？大丈夫？
お着替え袋、出動しちゃわない？



山田くんとは言え
こんな仕草さながらちっちゃい子を預かるなんて
弟妹以外、経験がなさすぎて…


こっちがアタフタしてしまう







山「ん、もぉいい」


数口、コクコクと飲んだのか
大人からしたら、本当に飲めたんか？
ってほどしか減ってないペットボトルを
受け取り、キャップを閉め



菊「よっしゃ！！
せっかくですし、、、待ってる間なんかしますか！」














.

山「きゃははっ！





ね、ふーま！もーいっかーい！！」




菊「はいはい、わかりましたって笑」




適当にある撮影グッズから
面白そうな物を選んで遊び始めれば
どうやら山田くんにドハマりしたらしく





ご機嫌過ぎてニッコニコだし
よく喋るし笑うし可愛すぎる！！！

たまたまだけど
今日早く来てた俺、ナイスー！！！


そして、晴れて菊池風磨！
名誉挽回致しましたーーー！！！
いぇーーーい！！！







山「ねぇ、はーやーくー」


菊「ちょ、水分くらい取らせてくださいよ笑」






俺が水分補給をしてる間
山田くんは何やら俯いて

羽織ってる上着のボタンをイジイジ、、、




どうしたのかなーって様子を伺えば
薄っすら前髪は汗でペタついてるし
頬も若干色づいてるような、、






あ、もしかして…？








菊「ちょっと盛り上がり過ぎましたね笑
休憩しましょ、休憩〜」




"あぁ、コレ動画回しときゃ良かった〜"

なんて言いながら近寄った俺は
シレッと山田くんのお向かいに屈み
上着のボタンを１つずつ外していった



菊「お茶も、ちゃんと飲んでくださいね？」




ここは何も言わずがスマートでしょ？





山「、、、っ////

ぅん、、、ありがと、、」




菊「あ、もうすぐ二宮くんとゆっち
到着するらしいっす」





なんて話ながら
ちょっと遊びを中断していれば……




))コンコンコン





有「失礼しまーす、山田〜？」




山「ぁ！だいちゃんだ！！」




.

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