ハローメロディ#7

▼ ページ17

＿＿＿＿＿


〜30分前〜



菊『はい、お疲れ様です。菊池です』


有『あ、お疲れー！今いい？
ね、今日ってジャにの撮影日だよね？
外？部屋？？』



菊『今日は部屋っすね』


　
有『もう揃ってる？すぐ始まる？



菊『や、まだです
集合まであと2時間はあるんで…』



有『そうなんだ？
てかさ、風磨はもう居るの？』


菊『いますよー
空き時間微妙で、早めに来て待機中っす』




有『まじか、ナイス風磨……
ちょうど良かった！！！』





"ちょっとさ…1時間だけ、うちの山田
預かってくんない？？"






最初は、え？っと思ったけど
どうやら話を聞けば

有岡くんはJGRで急遽集まるらしく
山田くんも連れて行こうとしたけど
JGRの方は色んなGが集まってるから
嫌だと…


断固として拒否したらしい。。笑





その上マネージャーさんも全員出払ってるとかで




一緒に待機出来るマネージャーも居ない
有岡くんのJGRに着いて行くのも嫌だ


どうせ同じ事務所内なら
ジャにの部屋に居るって言ったわけだ？








菊「有岡くんが一緒でも
あっちは嫌だったんすか？」


山「ん、、や。」


菊「相変わらずの人見知りっぷりっすね…笑
てか、まだ眠い？寝ます？」


山「んーん、ねない〜
ちがうの、車乗ってるとさ寝ちゃうじゃん」


菊「はぁ、まぁ分からんくもないっすけど笑
あ、お茶飲みます？」


山「のむ。。ちょうだい？」




ポン、と山田くんがいるソファのテーブルに預かっていたお茶を置くと


ゆっくり寝転んでた身体を起こして
ジーッとペットボトルを見つめたまま




その真っ直ぐな視線が
移動してくる…………ような？





山田くんが捉えた視線の先は、、、、














おれっ！！！？




菊「あっ、見過ぎてました！？
すみません、つい、、、笑」


山「ん？なにぃ？」






違ったんかいっ！
あまりの可愛さと摩訶不思議な生き物を
見てる感覚でつい見つめ過ぎてたのを
嫌がられるかと思ったから



ちょっとふーちゃん拍子抜けしちゃったw




1人ノリツッコミしてれば
相変わらず、デカくて落っこちそうなほど
綺麗な瞳は俺を視界に捕らえてて



え？
逆になんか見つめられてない？なになに？



菊「えっ、どうしたんすか、、、？
俺、なんかついてます？」





やだ、子どもって見えるって言うじゃん、、
でもこの人お化けダメじゃなかった？
余計な事言えば
また泣かせちゃいそうだし、、、

今日は名誉挽回したいんだけど、、、！？




.

▼→←▼

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す