ハローメロディ#7

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今のオムツって性能が良いから
濡れていても気持ち悪いっていう感覚は
あまりないのかもしれないけど

衛生的にも肌にも良くないから
早く着替えさせたいところ…




でも、本人の気持ちの切り替えも
今の山田には大事だからね

本人のタイミングをちょっと待ってみる。














まだ機嫌が治らないのか
部屋の隅、壁ギリギリの位置でムッとしながら
俯いたままいるから

敢えて少しだけ放置して様子を見ていれば









マネージャーが"選んで？"と置いていた
Tシャツに触れ始めたのを見逃さず




動き始めた時こそチャンス！と思って








"ね、楽屋に誰も居ないしさ
今なら伊野尾ちゃん、時間もあるから
一緒にやってあげられるよ？

今、2人だけのうちに
パパッとどっちも替えちゃおっか？"



ゆっくり近づいて
コソッと、耳打ちするように伝えれば






山「ん、、」




恥ずかしいのか、気持ちの整理がまだつかないのか
ギュッと腕を回してくるから






伊「はい、おはよ


ぎゅーーーっ



てか、Tシャツ汗で冷たいじゃん！笑
今日暑いもんね〜

風邪引いたら大変だぁ…
さ、着替えて新しいのにしよ〜


どうする？自分でやる？
伊野尾ちゃん、お手伝いしていい？」



山「ん、、いい…」




伊「はい、ばんざーい」



上の服を着替えさせるついでに
しっかり、お知らせサインが青くなってしまった
安心材料も脱がせて新しいものを用意すれば

身を任せて身体を動かしてくれたから
すんなり着替え終える事ができた。








きっと自宅じゃない場所での初めての失敗は

寝起きなのもあって
小さいながらに、プライドが許さなかったんだろうけど



その度にマネージャー困らせてたら
良くないから、、ね？






伊「はい、完了〜

ね、やまちゃん
お家じゃないから、どうしたらいいか分かんなくて
怒っちゃったの？」




山「...ん」




伊「でも、黙ってたら分かんないし

そんな風に怒ってたらさ
マネージャーさん、困っちゃうね？


イヤイヤしてるだけじゃ、伊野尾ちゃんも
何で山田が怒ってるか分かんないから






そういう時は…伊野尾ちゃん呼んでって
マネージャーにお願いしたら良いんだよ？



どんなに機嫌悪くても怒って
マネージャーに当たらない、叩かない


コレは約束。わかった？」







山「ん、、、はぁい、、、」







たまにあるんだよねぇ…気難しい山田。



そんな姿も、結局は可愛いんだけどさ？笑




fin.

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