ハローメロディ#4

不安定な心 ページ29

.
伊野尾side





伊「やまだぁ、、、、、

伊野尾ちゃん
もう行かなきゃ、、、、、ね？」














山「、、、、、、ぅん」












"お仕事だから…"って




本当は全くもって離したくもないけど、、
ピッタリ自分にくっ付いていた山田を離し
玄関で靴を履いた


















高「山田、こっちおいで？
抱っこでもいいよ？


ほら、伊野尾くんに"いってらっしゃい"

しな？」











山「......ぃっ、、、、ら、、しゃ、、、ぃ」



















伊「高木ぃ、、俺行けねぇよぉぉぉ…泣」




高「マネージャー、かなり前から待ってるんでしょ？
早く行かなきゃマジで怒られるよ…笑」







伊「うぅ、、、はぃ..........

終わったらすぐ帰るから……ね？
それまで、待ってて？




じゃ、行ってきまぁぁぁす、、、」



















何故、俺がこんなに半泣きで


名残惜しくも高木に抱かれた山田に
別れを告げたかと言うと…














少し前にあった"山田ご乱心事件"の後
今の状況を公表できないか？という山田からの提案を








メンバーからマネージャーに話し
マネージャー経由で、事務所へ



そして、現場の状況を踏まえながら
社長へ…と話を持ちかけてもらった















社長からは話を一旦預からせてほしい…
と言われ、中々返事は貰えず



やっぱりダメか…と諦めかけた時








状況を知った井ノ原くんが直接掛け合ってくれた事で
事務所のトップが納得したらしく








"公表"


という場を設けてくれることが決まった。


















決定した時は、山田も含め
みんな自分たちの希望が通ったって喜んでたんだけど…







やはり山田自身は…







.

▼→←▼

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す