ハローメロディ#3

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TV局に着き、車を停め
全員そろって現場入りを済ませる






普段メンバー揃っての仕事の時は
同行する山田くんの事が周りにバレないように



メイクさんや衣装さん…数少ない
今の状態を知るスタッフに山田くんを迎えにきてもらい


"スタッフの子ども"っぽい雰囲気を出して
みんなとは別で、楽屋まで向かうようにしている。








でも、今日は早朝だし
警備員さんはいても
楽屋までの道のりで人に会う事は少ない…

そう判断し、高木くんに抱いてもらったまま
移動することにした。










マネ「順番に、メイクと着替え
始めちゃってね〜」


光「あ、マネージャー！
コレ、山田の朝ごはん。起きたら食べさせといて〜」


そう手渡してきたのは、小さなお弁当箱
八乙女くんが朝から作ったのだろう





マネ「了解。八乙女くんも、無理はしないでね？
何かある時は頼ってくれて良いから」


光「料理してるとね〜結構ストレス発散になるから
その辺は大丈夫だよ」



"最近山田、野菜嫌がるからさ〜
頑張って2/3は食べさせてね？じゃ！"

ってメイク室に消えていった。。













え？



2/3は食べさせろ、、と？

嫌なモノは断固として嫌！なエースに…？


自信がねぇ…と思いながらも
一応"了解"と返事だけはしておいた








.









生放送が始まり
JUMPは自分たちの出演時間に向けてスタンバイを始め


スタジオは他のマネージャーに任せ
自分はまだスヤスヤ眠る赤ちゃん…(と言うと怒るけど)
のような山田くんと楽屋で待機する。






メンバー全員での生放送、とはいえ
山田くんは出演できないわけで……

ある意味タイミングがいいのか
ご時世的に"微熱のため、、"と伝えてしまえば
世間一般…理解を得ることができる




間違いなく
ファンの方には心配をかけてしまうし
そういった意味では、かなりの心苦しさもあるけど、、

状況が状況だけに…仕方がない。







まぁこの策がいつまでも可能なわけもなく…

いつ元に戻るかも分からない中々で
そろそろまた何か違う対策を…と考えている次第だ








そんな事を考えつつ、スケジュール管理をしていれば
グッスリ寝ていた山田くんが少しずつ動き始めた








山「.....んぅ…？、、まねぇじゃ、、、？」



マネ「おはよう、もう起きる？
まだ時間的には早いっちゃ早いけど…」




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