ハローメロディ#3

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僕は涼介にご飯に連れてってもらう事がよくあったから
一緒に食事する機会も他のメンバーより多かったけど…




どちらかと言えば涼介は、、、


納豆とトマト以外
好き嫌いは少ないタイプなのに







やっぱり味覚が変わってるのもあるのかなぁ




そう思いながら、僕は


ヒカと涼介
2人のやりとりの観察を続けた。













山「んぅ……ひか、、？


あのねぇ、、、、もぅ、、ねむたい、、、」




ヒカ「え、そうだったの？

ごめんごめんっ！
お昼ごはん、もういい？



じゃあ、おしまいにしよっかぁ…」









今日は早めにお昼を食べ始めたから
絶対に眠くはないはずなのに…笑

食べたくないからって回避しようとしてて






内心ちょっと笑いを堪えるのに必死になりながら、、

僕は聞こえてないふりをして
TVに目線を向けていた







まぁ、子どもの頃って
嫌な事からどうにか抜け出したくて



"眠たい"って言いがちだよね…

僕も昔はそうだったから
気持ちはわかるけどさ、、？笑





結局ヒカが折れて
ほうれん草が残ったままのお皿は下げられた




山「....ごちそうさまでした」

光「はい、お粗末さまでした」



山「ひか…のこしちゃって、、ごめんね？」



光「ん〜？気にしなくて良いよ〜
俺こそ、眠いのに気づいてあげられなくてごめんね？


昼寝するなら和室にする？部屋で寝る？」




山「うーん…
もうちょっとだけココにいようかなぁ、、」


光「そ？
なら、眠くなったら寝ちゃって良いからねー」












.








ダイニングから解放された涼介は
ソファのある方へ移動してきた





一応意識は大人な涼介とは言え

こんなに小さな子どもと過ごす機会は
今までの僕の生活にはなくて




不思議で堪らないし、面白いから
今もちょっと離れた場所から観察を続ける











あ、別にそれは変な意味ではないよ？





こんな意味不明な事が起きて
不安だらけだった涼介が、今こうして

多少落ち着いて
穏やかに生活しているのは見ていて安心する







それに、こんな状況でも…


涼介には笑っていてほしいなって、、

常に思ってる







今までが多忙すぎたから


この現実離れした状況は、少し休息するには
ピッタリな時間になるんじゃないのか…？




そんな事すら思い始めてるくらいだ。











だけど…１つだけ









僕の中でなんとなく、引っかかったまま

スッキリしないモノがあるんだよねぇ…




.

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