｛弱虫ペダル｝勝利の女神の奮闘記 NO.２ (ページ4)

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山を登り終わり
喉が渇いたところで
ボトルをバスに忘れて来たことに気がついた

雛「坂道くんボトル忘れて来ちゃったから
あそこで飲み物買っていい？」

坂「うんいいよ」

休憩小屋らしき建物に
ロードを立てかけ自販機の前に行く

…どうしよう
ものすごく炭酸が飲みたくなってきた

ホルダーに入れてたら振動ですぐに
炭酸の気が抜けちゃうけど…
すごく飲みたい！！

しかしこの自販機の炭酸はベプシしかない

雛「久しぶりに飲んでみるか…」

そう呟いてボタンを押すと

ガタンガタンッ

雛「ん？」

まさかの2つ出て来た

雛「…坂道くんいる？」

小「いや…僕炭酸は…」

…どうしよう
午前ティーが2本ならとても嬉しかったんだけど
ベプシは2つ本もいらないかなぁ…

両手に持ったベプシを見て考え込んでいると
道路の方からロードを漕ぐ音が聞こえてきた

音からして…2人？

目を凝らして見てみると
高校生？大学生？
くらいの男の人2人が
ロードを漕いで来ていた

その2人も休憩するらしく
ロードから降りてこっちに歩いてくる

雛「あれ？」

あの2人の着ているジャージ見たことある…
肩とレーパンの横が青くて
白で“HAKOGAKU”という文字…

小「箱根学園…」

Oh……え…なぜここに！？
え，あ…挨拶をして…なにを話せば？

『合宿よろしくお願いします』で良いの！？

ヘルメットを外したので
2人の素顔がよく見える

1人の男の人は背が高くて金髪
もう1人の方は黒髪で猫背

…とても近寄りがたいです