7.レッツスプリント! ページ2
泉「オールラウンダーとスプリンター(黒田,葦木場,玉,今泉,雛虎,段竹,泉田,銅橋,梢,青八木,鳴子,鏑木)は平坦トレーニング。
クライマー(真波,悠人,手嶋,小野田,美華)は筋トレメニューだ」
玉「鏑木くんスプリンターなんだね。
よろしくね」
鏑「いやっ俺はオールラウン「スプリンターだ」違うぞ青八木ぃ!
と,とにかく!
こちらこそよ,よろしくおねしゃす...」
首を傾げて鏑木くんを覗き込んでる玉ちゃんと,顔を赤くして喋っている鏑木くん。
雛「鏑木くんて女の子苦手なんですか?
私と話す時真っ赤ですし,あんまり目を合わせようとしないんですけど」
青「あぁ,段竹がそう言ってた。
まだまだ子供だな」
雛「良かった...てっきり嫌われているのかと思ってました。
玉ちゃん可愛いし,あんな風に覗き込まれたら照れるだろうな〜」
なんて言ってると後ろでロードに跨っていた今泉が大声で鏑木くんを呼んだ。
鏑「なんすか今泉さん」
若干疑うような視線を向けてロードを引いてくる鏑木くん。
今「今日の練習雛虎にスプリント教えてやれ」
「「は!?」」
雛「ちょ,今泉何言ってんの」
絶対さっきの青八木先輩と私の会話聞いてたな。
鏑木くんが女の子苦手なの知ってて言ってるな。
最低だな!!
今「後で飴やるから協力しろ」
雛「分かった」
コソッとそう言い合うと,今泉はまた鏑木くんに向き直る。
今「雛虎はお前に教えてもらいたいんだってさ」
雛「ん"...そ,そうそう!!」
今「そんなに嫌そうな顔するなら青八木さんが教えると思うし別に良いけど。
上級生にスプリント教えるなんてカッコいいと思うけどな〜」
“おい”と言うツッコミは飲み込んでニコニコ笑顔でうなづく。
いや,別に教えてもらえるのは素直に嬉しいから!!
鏑木くん速いし!
1年のエースくんに教えてもらえるのは光栄だから!!
いくら飴くれるからって可愛い後輩をいじめるなんてそこまで私は酷くないよ。
鏑「カッコいい......
や,やります!
俺,雛虎さんにスプリント教えます!」
雛「ありがとう鏑木くん」
玉「私も教えてくれる?」
何処から聞いていたのか,私の肩からヒョコリと顔を覗かせる玉ちゃん。
ギョッとした様子の鏑木くんは10秒程フリーズしてから,ゆっくりとうなづいた。
玉「ありがとう鏑木くん!!」
ニッコニッコの純粋な笑みに鏑木くんはまた顔を赤くした。
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るあ - つづきが楽しみすぎます😭ずっと探してた小説なのでなおさら、 (12月19日 0時) (レス) @page21 id: d7f61c3b63 (このIDを非表示/違反報告)
Mayu(プロフ) - サヤさん» 最近更新が遅くて申し訳ないです...ありがとうございます!頑張りますっ (2021年5月23日 23時) (レス) id: bf6e64c20c (このIDを非表示/違反報告)
サヤ(プロフ) - 続きが楽しみです!頑張ってください! (2021年5月23日 20時) (レス) id: 4f60a72d2e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Mayu | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/manyamanya1/
作成日時:2021年4月12日 23時