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黒田side
鳴子に突然お願いされた
“雛虎ちゃんをビシバシトレーニング！作戦”
何故そんな事をするのかと疑問だったが，雛虎が金城さんと勝負をするにはもっと強くならなきゃいけないと言っているらしく，オレらはその協力に駆り出された
「雪にぃ！玉ちゃん！！」
リュックを背負ったまま物凄い勢いで突っ込んでくる雛虎
黒「くっ…みぞおちに…」
玉「きゃー！雛虎ちゃんだ！
IHぶりの雛虎ちゃん！！」
雛「久しぶり玉ちゃん！IHぶりね！！」
うずくまっているオレを気にもとめず，キャピキャピと楽しそうに手を繋いでいる2人
雛「あ，すいません雪にぃ
担いで運びましょうか？」
黒「いや…いい…」
玉に写真を撮られて荒北さんや真波にでも送られたらどうする？
その後はとても考えたくない
玉「黒田さーん何してるんですか？
行きますよ？」
うずくまっているオレの顔を覗き込む玉
どうやら今のオレの悩みは無駄だったようだ
「玉ちゃんたちはどうして
オレ達のことを鳴子が呼んだ事は雛虎には知らされていない
これは雛虎にはバレてはいけない重要な計画だと鳴子が言っていた
玉「え？“雛虎ちゃんをビシ「玉ちゃんこっち来いや！おもろいもんあるで！」え？なになに？」
とっさの鳴子のフォローで，雛虎にはなんとかバレずに済む
オレ玉に“雛虎には絶対に言うな”って言ったばっかりだと思うんだが…
黒「今日，箱学は午前で授業が終わりだったんだ
だから時間もあるから総北に行こうぜってなって…」
今日が午前中だけっつうのは本当のことだ
先生方が会議があるとか何とかで…
空いてる時間がある今日，鳴子から連絡が来たオレは塔一郎に部を任せて玉と来たっつう訳だ
真波も来たがってたが準備が遅かったから置いて来た
雛「そうだったんですか！
良いなぁ午前で授業終わって…
失礼します。1年桜坂入りまーす」
そう言って部室の扉を開けて入り，バックからジャージを取り出す
雛「先輩，玉ちゃんと着替えてくるので待っててください」
黒「おう」
雛虎が部室出て行くと外から大きな声で玉を呼ぶ声が聞こえてきた
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作者名：Mayu | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/manyamanya1/
作成日時：2020年11月5日 23時
