・ ページ16
玉side
玉「良いなぁ私も雛虎ちゃんと走りたい…じゃなくて!
せ,先輩さっきから雛虎ちゃんが大人しいですよっ」
新「確かに平坦での最初のアタックから何も仕掛けてないな」
泉「山で仕掛けると思ってたけど…山ももう終わってしまうよ」
3人で うーん… と首を傾げていると,黒田先輩が呟いた
黒「下り…」
真「どうしました黒田さん?」
黒「雛虎は下りで仕掛ける気だ」
泉「どうしてそう思うんだい?」
黒田先輩の意見に泉田先輩が首を傾げた
黒「この前オレと玉が総北行った時あったろ?」
新「オレ知らなかった」
真「オレも行きたかった〜」
黒「……し,新開さん…」
予想外の外野の言葉に黒田先輩は言葉を詰まらせた
黒「ん"んっ!
真波お前は準備が遅かったのが悪い」
「で,その時オレたちこのコース走ったんだよ
そしたら雛虎のやつ平坦より,山より,下りが1番速かったんだ
オレたちの何倍も」
あの時の雛虎ちゃんは本当に速かった
あり得ないくらいのスピードでカーブを曲がって_
玉「凄い勢いで転んでたけど」
黒「おいそれ誰にも言うなって言われてなかったか?」
玉「………まぁとにかく雛虎ちゃんはきっと下りで金城さんに勝負を仕掛ける気なんです!」
新「寿一はどう思う?」
新開先輩の言葉に福富先輩は眉をピクリと動かした
福「あいつらは…強い!」
新「寿一どっち応援すれば良いか分かんなくて,雛虎ちゃんの作戦どころじゃないんだな」
福「ム…」
真剣に聞いていたと思えば全然聞いていなかったようだ
新「どっちも応援すれば良いさ」
新開先輩の言葉で福富先輩は少しスッキリしたような顔になった
87人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:Mayu | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/manyamanya1/
作成日時:2020年11月5日 23時