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鳴子side
“アドバイスだスプリンターの先輩としての
よく聞けよ お前は…登れ！”
“スプリント関係ないやないすか！”
“山はタイム差が出やすい重要なステージだ
そこで1人でも登れる要員を増やしておきたいんだ”
“ほなオッサンが登ればええんやないすか”
“いやダメだ
山は体重がものをいう
オレは重戦車 お前はマメツブだから”
“なにおーう！
ブッコロす！！誰がマメツブじゃーい！！”
“おい！ボトルを投げるな！”
“兎に角 登りの練習はしません！
ワイはド派手な最速男 鳴子 章吉として華々しくデビューすんですから
ジャマせんといて貰えます？”
“スプリンターなのに…
登れるってのは派手だと思うけどなぁ
『あいつ平坦速いのに山もイケるのか＿』つってな
それインハイでやったら観客湧くんだろうなぁ
目立つんじゃないかな〜
どう思う 鳴子？”
“＿はっ！
いやいやいやいや 危なっ
オッサンの術中にはまるトコでしたよ
ワイは絶対登りの練習しませんからね！”
“って思っとったのに
なんでこんな早朝から峰ヶ山の入り口のおんのやろーワイ…
まぁあれやチームの為や
そやそやオッサン関係ないでホンマ”
『なんだあのヘンな登り方！』
『速え！！』
雛「鳴子くん…ここまでこれを隠してきてたの…！！？」
サドルの先端に座って筋力を維持
そんでもって腕をゴール前スプリントのように 左右に振って推進力に変える ！！
スプリンターの特性
腕を使った強いクライム！
見さらせこいつが鳴子商店自社開発
「アームストロングクライムや！！」
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作者名：Mayu | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/manyamanya1/
作成日時：2020年6月23日 22時
